東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 政治 > 紙面から > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【政治】

高校生100人が議員らと議論 学童保育の支援や福島の食材活用を提案

各グループごとに決められたテーマに沿って討論する高校生たち=29日、東京・永田町の衆院第1議員会館で

写真

 高校生、大学生でつくるNPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」は二十九日、討論イベント「高校生100人×国会議員」を国会内で開いた。六回目の今回は企画・運営も高校生が担当、「若者と政治」など十のテーマで行動計画を発表した。イベントには与野党の国会議員約五十人と有識者らも参加。各テーマについて現状分析や課題などを議論した上で、高校生が起こせる行動をまとめた。

 このうち「子育て」コースは、高校生が小学校の学童保育に出向いて遊ぶ「高校生 学童に行く。」を発表。発表者の高校三年堀雄斗さん(18)=京都府=は「小学生も親も高校生も、うれしいアイデアだと思う」と説明した。

 「復興支援」コースは、福島県民が地元の食材を紹介するツアーをしたり、イベントで福島の食材を使った弁当を配ったりする「福食ラブ」を提案。発表者の一人で、同県郡山市の高校二年山田耕太郎さん(17)は「今まで県内の人としか話していなかったが、県外の人と話して復興への思いが高まった」と話した。

 これに先立つ開会式で、自民党の谷垣禎一幹事長は選挙権年齢の十八歳への引き下げを前に「視野を広くもって磨きをかけ、大きく成長してほしい」と激励。民進党の岡田克也代表は「五十年先を考えながら政治に関心をもってほしい」と呼び掛けた。「ぼくいち」は二〇一二年四月に高校生六人で立ち上げ、同年八月に国会議員との討論会を始めた。 (安藤美由紀)

 

この記事を印刷する

PR情報