おはようございます、くるんちゅです。
すこし前、体調が優れなくて幻聴がたくさん聞こえた時期があったわたしですが、「そんな時に絵を描いたらどうなるのだろう?」と思って、苦しい気持ちをぶつけるつもりで紙に叩きつけるように描いた絵があります。
今日はそんな絵を公開してみようとおもいます。
前置きが長くなっても良くないですので、さっそくですが、どうぞ。
ででん!
わかりにくいので解説します。
左上の顔のようなものは、声の主に対する憎しみを具現化したものです。(声の主そのものは具現化することはできませんが、その者にたいする憎しみをおおきく裂けた血まみれの口と飛び出した目玉で表現しています。)
常に殺すという声や具体的な悪口を発しています。24時間365日です。よく活性化して、音で聞こえる幻聴になります。
それに対して抵抗する自分自身の声が、「生きさせてほしい」という文字にあらわれています。病気に殺されてしまう、命の危機だ、と強く感じているからです。
たくさんの「殺」という文字は、声が発するわたしにたいする殺意をあらわしています。
もうこのレベルまで精神が崩壊してしまっていると、まともに形を持った絵は描ける状態ではないので、全体的に抽象的で発想が安易な印象の絵になってしまっています。
さらに精神が崩壊すると暴れてしまって絵どころではないので、この絵は「わたしが思うに、それなりにまとも」な状態で描かれた絵です。
参考に、わたしが「50パーセントまとも」くらいの状態で描いた絵を貼っておきます。(50パーセントとは、発病後のわたしのまとも度合いの上限です。)
上の絵にくらべて、ちゃんと形を成していて、理解しやすい絵だと思います。
幻聴が聞こえている時とくらべて集中力があるので、それなりに細部まで描き込めていることがおわかりかと思います。
わたしの個人的な意見ですが、症状が出ている時と出ていない時の絵の差は、集中力と「気持ちの問題」が大きいかと思われます。
わたしは絵にかなり感情を塗り込めるタイプですので、込める感情が憎しみや激しい怒りだった場合、その感情が細部まで絵にしみわたり、具体的には激しい色使いなどにあらわれてくると感じました。
この記事を書いていて、やはり絵を描く時の精神状態の管理は最重要事項だなとおもいました。
ではでは(^0^)
(おえかき関連の過去記事は、こちらです。)
(統合失調症関連の過去記事は、こちらです。)