WHO エボラ出血熱の緊急事態を解除
西アフリカで過去最悪の規模で感染が拡大したエボラ出血熱について、WHO=世界保健機関は、感染がさらに広がるおそれはなくなったとして、おととし8月に出した「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を解除しました。
エボラ出血熱は、2013年の12月から西アフリカのギニア、リベリア、それにシエラレオネの3か国を中心に流行が拡大し、WHOはおととし8月、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。
その後も感染が拡大し、これまでに世界全体で1万1300人余りが死亡していますが、WHOによりますと、ギニアでは感染が次々と広がる事態は4か月以上にわたって確認されていないほか、ほかの2つの国でも一定期間、新たな感染は確認されていません。このためWHOは29日、緊急の委員会を開き、感染がさらに広がるおそれはなくなったとして、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を解除しました。
その後の記者会見でWHOのチャン事務局長は、ギニア、リベリア、シエラレオネの3か国に対して、各国が行っている渡航や貿易などの制限を速やかに解除すべきだと指摘しました。そのうえで、「この3か国では引き続き、新たな感染を防ぐ対策が必要だ」と述べ、国際社会に対して継続的な支援を求めました。
その後も感染が拡大し、これまでに世界全体で1万1300人余りが死亡していますが、WHOによりますと、ギニアでは感染が次々と広がる事態は4か月以上にわたって確認されていないほか、ほかの2つの国でも一定期間、新たな感染は確認されていません。このためWHOは29日、緊急の委員会を開き、感染がさらに広がるおそれはなくなったとして、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を解除しました。
その後の記者会見でWHOのチャン事務局長は、ギニア、リベリア、シエラレオネの3か国に対して、各国が行っている渡航や貿易などの制限を速やかに解除すべきだと指摘しました。そのうえで、「この3か国では引き続き、新たな感染を防ぐ対策が必要だ」と述べ、国際社会に対して継続的な支援を求めました。