エジプト旅客機ハイジャック 爆発物は偽物
k10010461281_201603300614_201603300616.mp4
エジプト航空の旅客機がハイジャックされ、キプロスの空港で乗客乗員を人質に立てこもった事件で、拘束された容疑者の男が爆発物だとして身につけていたものは偽物だったことが分かりましたが、警備体制を強化するなかで起きた今回の事件に懸念が広がっています。
乗客55人を乗せてエジプト北部から首都カイロに向かっていたエジプト航空の旅客機が29日、乗客として乗っていたエジプト人の男にハイジャックされ、男は、着陸した地中海の島国キプロスの空港で乗客乗員7人を人質にとって一時機内に立てこもりました。
その後、人質は無事に解放され男は地元当局に逮捕されましたが、エジプトの民間航空省は、その後の調べで容疑者の男が爆発物だとして腰にまいていたものは、偽物だったことが分かったと発表しました。
今回、ハイジャックされた機内には、治安当局者が1人乗員として乗り込んでいましたが、エジプトのファタヒ民間航空相は「治安当局は爆発物を偽物ではないかと思ったが人命を重視しリスクを避けた」と説明し、判断は妥当だったという認識を示しました。
エジプトでは去年10月に東部でロシアの旅客機が墜落する事件が起き、爆発物が機内に持ち込まれた可能性が指摘されたため、荷物の検査を厳しくするなど警備体制を強化していました。そうしたなかで今回の事件が起きたことで、旅客機の警備を巡って再び懸念が広がっています。
その後、人質は無事に解放され男は地元当局に逮捕されましたが、エジプトの民間航空省は、その後の調べで容疑者の男が爆発物だとして腰にまいていたものは、偽物だったことが分かったと発表しました。
今回、ハイジャックされた機内には、治安当局者が1人乗員として乗り込んでいましたが、エジプトのファタヒ民間航空相は「治安当局は爆発物を偽物ではないかと思ったが人命を重視しリスクを避けた」と説明し、判断は妥当だったという認識を示しました。
エジプトでは去年10月に東部でロシアの旅客機が墜落する事件が起き、爆発物が機内に持ち込まれた可能性が指摘されたため、荷物の検査を厳しくするなど警備体制を強化していました。そうしたなかで今回の事件が起きたことで、旅客機の警備を巡って再び懸念が広がっています。