衛星「ひとみ」姿勢制御不能か
米アマ天文家が映像撮影
2016/3/29 10:38
地上から捉えたエックス線天文衛星「ひとみ」。明るくなったり(上)暗くなったり(下)を繰り返している=27日、米アリゾナ州(ナショナルジオグラフィックのホームページから、ポール・メーリー氏撮影、共同) 【ワシントン共同】通信が途絶えた宇宙航空研究開発機構(JAXA)のエックス線天文衛星「ひとみ」が、軌道上で姿勢制御ができずに激しく回転しているとみられる映像を、米国のアマチュア天文家が撮影、28日インターネット上に公開された。
公開されたのは、米誌ナショナルジオグラフィックのオンラインページ。ひとみとみられる飛行物体が短時間のうちに明るくなったり、非常に暗くなったりする様子を捉えている。
明るさが激しく変わるのは、太陽光を反射する機体の向きが短時間で変化していることを示すとみられる。