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サイン盗みの秀岳館監督、パナソニックで1万人クビ切りの戦犯だった!悪評噴出

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 要は、鍛冶舎氏という人物は「野球エリート」として松下電器に入り、徹底したゴマすりと弱い者いじめで出世を遂げたのである。教育の一環である高校野球の指導者になる資格はない人物といえるだろう。

 秀岳館の監督に就任した時も鍛冶舎氏は「3年後に全国制覇が目標」と語り、とにかく勝つことしか頭になかった。だから手っ取り早く、指導していたリトルリーグの生徒を引き連れてきたのだ。

 こうした人物を監督に起用する私学の経営者にも問題があるといえる。野球を通じて教育や人格形成に役立てるのではなく、高校野球で強くなって学校を有名にし、生徒集めに役立てようとしているふうにしかみえない。これは、高校野球を単に金儲けの道具としてしかみていないことを意味する。

 こうして拝金主義の私学経営者と勝ちさえすればいいと考える指導者が密接に絡み合って、世間知らずのどこか勘違いした「野球バカ」が養成されていくのである。昨今、プロ野球では賭博問題などの不祥事が起こっている。「野球バカ」がプロに入り、不祥事に手を染めていると言ったら、言い過ぎだろうか。
(文=編集部)