どんな種類があるの?
DIYで色をつけるなら欠かせないのがカラースプレーです。100均のカラースプレーといってもその種類はいろいろあります。代表的なものをご紹介しましょう!
・ダイソーのカラースプレー
こちらはダイソーのカラースプレーです。アクリルスプレータイプで、種類の豊富さが魅力。スプレー式の油性のペンキといった感じです。
木工品・鉄製品・プラスチックなど幅広い素材のものに使用できます。
これだけ、いろいろな種類のカラーが選べます。おおよそどんなカラーもカバーできそうです。中にはゴールドやシルバーなどもあります。
またダイソーのカラースプレーにはツヤありタイプもあり、塗装したいものによってツヤあり・ツヤなしなど質感を選べますね。
こちらはダイソーの200円商品のメタリックペイントスプレーです。テカリがあるような、メタリックな質感を再現できます。
ダイソーにはなんと蛍光カラーのスプレーもあります。ちょっと珍しい鮮やかな蛍光カラー塗装にもチャレンジできますね。
・キャンドゥのカラースプレー
こちらはキャンドゥのカラースプレーです。キャンドゥのスプレーは、色合いに中間色のような微妙な色のものがあるのが特徴です。
雑貨の塗装には原色に近い色だけでなく、微妙な中間色もぴったりですよね。マイルドな色合いが好みならチェックしておきたいですね。
どんなものに使えるの?
実際にカラースプレーを使ってどんなものが塗装できるか気になりますよね。家具や家電、雑貨など幅広いものに使用できますよ!
実際にカラースプレーを使ったアレンジの例をご紹介しましょう。
●家具・使用例
キッチンでの収納はシンプルな白やシルバーなどのものも多いですよね。こんな色の物がほしいなと思っていても、なかなか見つけられないものです。
でもお気に入りの色のものが欲しいなと思ったら、スプレーで塗装すると自分の好きな色にチェンジできます!
こちらは鮮やかな水色に塗装したものです。キッチンが華やかになりますね。
出典: roomclip.jp
こちらは100均のすのこで作った棚をダイソーのアクリルスプレーで塗装したもの。
アクセントが加わりながら、白い壁の部屋になじむ仕上がりですね。
100均のすのこで作る家具は活用の幅が抜群で、今、注目のDIYです!でも、すのこのナチュラルさもかわいいけれど、ちょっとカラーがほしいなと思う時もありますよね。そんな時にも、100均のカラースプレーを使うと安く可愛く仕上げられます。
出典: mulpix.com
こちらもすのこを使ったDYIです。玄関周りのディスプレイですが、こんな風にカラーをつけると雑貨屋さんのように目を引くかわいい雰囲気になりますね。
ブラウンなどの落ち着いたカラーでナチュラルに作り上げたり、パッと目を引くアクセントカラーで演出したりと、色を変えて楽しめそうです。
古くなった家具類は、そのまま処分するしかないのかな?と思いがちですが、こんな風にペイントして古さをカバーすることもできます。
ペイントしてしまえば、木材の劣化を感じませんね。鮮やかなカラーもアクセントになって素敵です。古くて処分しなければならない家具なら、思い切ってカラースプレーでペイントすると、蘇るかもしれません。
出典: roomclip.jp
扇風機などなかなかお気に入りの品がみつからないというものもありますよね。そんなときもカラースプレーでリメイク!羽だけの塗装でもイメージが変わります。扇風機の羽は動くのでレインボーなどにしても、鮮やかでとてもかわいい仕上がりになります。
また、白もの家電は黄ばんでしまうものもありますよね。交換するしかないような、そんなときもカラースプレーが役立ちます。ちょっとしたものならカラースプレーで塗装すれば、交換しなくても気にならなくなりますよ。
●雑貨・使用例
出典: momaleblog.com
オリジナルの雑貨を作ってもかわいいです。こちらは100均の動物フィギュアにカラースプレーでペイントしたもの。
背中をくり抜いて植物を植えています。とっても素敵なアイデアですね!ちょっとしたアレンジでこんなかわいい雑貨に変身です。動物フィギュアもカラースプレーも、植物もガラスの器も全部100均でそろいますよ。
こちらも動物のフィギュアを使ったアレンジです。2色でとってもかわいいですね。こちらは裏側に画びょうが取り付けてあり、コルクボードに取り付けられるようになっています。色でイメージが変えられる楽しい雑貨ですね。
出典: jo-shiki.com
ガラスも塗装できちゃいます。飲み物の余った瓶など使い道がなく困ったことはありませんか?
捨てるだけではなく、このようにガラスに塗装してしまえば、普通の瓶がかわいいミルキーな色の瓶へと変わります。
写真はプレーンな透明瓶に100均のグルーガンで文字や模様を描いています。その上から塗装をすると、こんなメイソンジャーのような仕上がりに。オリジナルのメッセージや絵を描いて、いろいろな柄が楽しめそうです。
出典: websta.me
こちらのオブジェはなんとトイレットペーパーの芯からできています!
余ったトイレットペーパーの芯をこんな風にオブジェ風にし、カラースプレーでペイントしたもの。
形を作って塗装をすれば、トイレットペーパーの芯もこんな風に素敵に変身するんですね。
木材で出来たロゴを自分の好きなようにペイントすれば、オリジナルの柄のものが完成です。
お部屋のインテリアの一部としてもいいですし、玄関やガーデニングの飾り用としても活躍してくれそうですね。
出典: kurashinista.jp
こちらはザルを使い、ホワイトのカラースプレーで作ったインテリアです。
なんとザルもスプレーも100均のもので、文字は手書きで入れたそうです。とっても素敵なインテリアになっていますよね。アイディア次第でこんな品も作れてしまいます。
●日用品・使用例
持ち手がマイルドな色でかわいいこちらもカラースプレーでのアレンジです。
キッチン雑貨はシンプルなものが多いですよね。でも、こんな風にワンポイントで塗装をすれば、オリジナルのカトラリーが作れます。
ナチュラルさも残した、かわいいアレンジですね。
出典: websta.me
スチール製の製品は年月とともにサビやハゲなどが気になってきたりしますよね。
それもレトロで味があるけれど、何とかしたいと思ったらカラースプレーで塗装をすると見た目が蘇ります。
写真のキッチンスケールは古さを感じ出したものを、カラースプレーで黒に塗装をしたものです。カラースプレーはスチール製やホーロー製品などの修復にも便利です。
●車やバイク・使用例
出典: www.youtube.com
車やバイクには一部分をカラーチェンジすることでアクセントをつけることができます。写真はダイソーのアクリルスプレーで紫色のワンポイントをつけています。
一部だけでも全体のイメージが変わりますね。
こちらは車のホイールをダイソーの赤のカラースプレーでカスタマイズ。鮮やかでイメージがガラリと変わりそうです。このように大きな部分ではなく、一部分のカスタマイズに使用する方が多いようです。
カラースプレーには塗り方にもコツがあります。ちょっと失敗すると、ダマになったりして見た目がキレイに仕上がりません。まずは小さなもので塗り方のコツを覚えてから大物に挑戦するのがおすすめです。
実際に使ってみよう
実際にカラースプレーを使う時にはどのような手順でペイントすればいいのでしょうか?
気を付けておきたいコツもありますよ。スプレーの手順とちょっとしたコツをご紹介しましょう!
・床を新聞紙などで覆う
カラースプレーは一度付いたら落とすことは大変ですし、思ったより飛び散りが心配なものでもあります。室内はもとより、屋外でも床はしっかり新聞紙などで覆いましょう。
また、飛び散りが心配な時は大きめの段ボールなどを立てて、その中に吹き付けるように塗装すると、飛び散りが広がるのを防止できます。
段ボールの中にターンテーブルのように回せるものを置き、動かしながら塗装するというアイデアもありますよ。
・色を付けたくない箇所を覆う
出典: blog.livedoor.jp
色を付けたくない箇所はマスキングテープなどを使い、しっかりと覆っておきましょう。
この作業をきちんとしておくことで、境目もキレイにくっきりと色付けできます。こまかい部分もしっかりとチェックしましょう。
・塗装面をきれいにする
塗装をする前には、塗装する面をきれいに整えておくことが大切です。
カラースプレーは塗装するものに油分が残っていると分離して、きれいに色がのらない原因になります。そのような失敗を防ぐために、塗装の前には中性洗剤などを使い油分をしっかりと落としておきましょう。
また、木材などはそのままスプレーしてしまうと色を吸い過ぎてしまったり、色が乗りずらく、まだらになったりなどの失敗の原因になります。これを避けるためにも、塗装面をやすりがけをして整えておくことが大切です。ひと手間で仕上がりが断然違いますよ。
・近すぎず離れすぎず
塗装の時は、近すぎず離れすぎずがポイントです。おおよそ15cm~25cmくらい離れた感覚でしょうか。
また、同じところを吹き付けすぎないのもポイントです。同じところに集中して吹きかけると、ダマになったりなどの原因になります。おおよそ1秒ほどで通り過ぎるような感覚で吹き付けましょう。
また、いきなり対象物に向けてスプレーするとスプレーの出始めのダマになった部分などが付いてしまいやすくなります。それを避けるためには、対象物から少しずれたところでスプレーを出し始めるといいそうです。横にずらして通り過ぎながら塗装するようなイメージでスプレーしてみましょう。
・しっかり乾燥させる
塗装が終わったら風通しのいい場所で、しっかり乾燥させましょう。乾燥時間はスプレーの種類や、塗装するものの素材によって変わってきますが、予想よりも時間がかかることも多いそうです。乾燥時間はたっぷり確保しておきたいですね。
注意しなければいけないことは?
カラースプレーにはいろいろな成分が含まれているから、注意したい点もたくさんあります。
安全に使うためには、注意点も意識しておきましょう。
・換気をよくする
塗料にはさまざまな成分が含まれています。ペンキやスプレーにクラクラしてしまうという方も多いですよね。塗料で気分を悪くしたりすることのないよう、換気をしっかり行える場所で塗装しましょう。
また、シックハウス症候群などのアレルギーがある方は特に注意が必要です。吸い込みを少なくできるよう、マスクなどを使って予防しましょう。
・火気厳禁!
出典: gotchn.exblog.jp
カラースプレーは引火を引き起こす成分も含まれているため、火気厳禁です。ちょっとした火のもとでも引火の原因になります!
自分のためにも、家族のためにも事故には充分に気をつけたいところです。近くに火のもとがないかよく注意してチェックしておきましょう。
・本番は練習を重ねてから
カラースプレーの失敗で多いのが、吹き付けすぎて液ダレしたり、ダマになったりなどです。コツをつかむまでにはある程度の練習が必要です。
お気に入りのものが元に戻らない状態になってしまったらショックですよね。吹き付ける距離や、量などのコツをつかむには、ある程度の練習が必要です。本番は練習を重ねてから行いましょう。
・一部プラスティックは溶けることも
カラースプレーには有機溶剤が含まれていて、一部のプラスチックは溶けてしまうこともあります。
スプレーの中でも、溶かすような成分が強いものから弱いものまであるそうです。
このような失敗を避けるためにも、スプレーの溶剤の注意と、自分が使う素材が大丈夫なものか、チェックしておきたいですね。