セキュリティやプライバシー問題に関する記事を執筆。この分野では2010年から有名誌にニュースや特集記事を寄稿している。フリーランスライターとしてThe Guardian、Vice Motherboard、Wired、BBC.comなど数多くのメディアに貢献してきた。様々な独占記事が評価され、2012年と2013年にはBTセキュリティ・ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤーを受賞、2014年には米国政府によるセキュリティ・ハラスメントについての記事がベスト・ニュース・ストーリーに選出された。趣味や実益のためにハッキングを行うハッカーたちや、インターネットに潜む醜い真実を暴き出した研究者たちのストーリーに興味がある。データ漏えい問題も見逃せない。メールアドレスはTFox-Brewster@forbes.com。誰にも知られてはいけない秘密の情報をお持ちなら、PGPでご連絡を。フィンガープリントは1EF8 CD0E 342E 7C50 430B 1F87 14E4 1420 BBFB F0B4。
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エピファーニは「セレブライト社の暗号解除技術はOSではなく、端末のハードウェアの脆弱性をついたものではないか」と推測している。
リンクトインのプロフィール情報を確認すると、セレブライト社にはイスラエル国防省に勤務歴を持つ人物など、高度なハッキング技術を持つメンバーが複数存在することが確認できる。同社のUFED技術は過去にフィリピンで発生した恐喝事件で、インターポール(国際刑事警察機構)の捜査にも採用されている。
この件に関してはセレブライト社からも米司法省からも正式なコメントは得られていないが、セキュリティ企業SANSで政府機関の犯罪捜査チームを指揮するヒーサー・マハリク(Heather Mahalik)はフォーブスの取材に対し次のように述べた。
「FBIの捜査班はやるべきことをやりました。外部からの協力を得て、事態は解決に向かっているはずです」