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長浜水族館復活へ高校生アイデア提案

愛媛新聞ONLINE 3月20日(日)11時33分配信

 1986年に閉館した「長浜水族館」の復活を求める署名運動が盛り上がった愛媛県大洲市長浜地区で、水族館部がある長浜高校(同市長浜)と地元商工会などが19日、タッグを組み、水族館復活を目指すイベントを同校で開催した。水族館部員は自ら考えた「夢の水族館」を発表。町全体を水族館に見立てる大胆な発想で、住民のやる気を刺激した。
 イソギンチャクとクマノミの共生に関する研究で2015年に「国際学生科学技術フェア」(ISEF)動物科学部門の4等に入賞した、同校水族館部の山本美歩部長(17)=2年=と重松夏帆さん(17)=同=が発表。「世界初」「自分が行ってみたい」「お金がかからない」を意識し、三つの水族館を拠点に「町を回遊する水族館」をスクリーンに映し出した。
 拠点の3館は、未来にできる「海の駅水族館」と、同校に今もある「長高水族館」に加え、住民が過去に地元商店街などで取り組んでいた「まちなみ水族館」。
 構想では、海の駅水族館は海中展望台やレストランで観光客を魅了。長高水族館も廊下の床下を水槽とし肱川に見立てるなど大いにパワーアップする。水槽やいけすを並べる「まちなみ水族館」は、海水を引く仕組みを備え本格的になり、店先では魚の形のおみやげが売られていた。

愛媛新聞社

最終更新:3月20日(日)11時33分

愛媛新聞ONLINE

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