大洲市長浜町の住民グループなどが、３０年前に閉館した「長浜水族館」の再建を求める要望書を市に提出しました。

大洲市長浜町にあった「長浜水族館」は、昭和１０年に愛媛県唯一の水族館としてオープンしましたが、経営不振などのため、昭和６１年に閉館されました。
大洲市長浜町の長浜まちづくり協議会と長浜地区自治会連絡協議会は、水族館が地域のシンボルとして地元の人たちから長い間、愛されてきたとして、復活を求める署名活動を、去年１２月から行っていて、これまでに県内外から１万３，７００筆余りを集めたということです。
２８日は、２つの協議会などの一行６人が、大洲市役所に清水裕市長を訪ね、集まった署名と長浜水族館の再建を求める要望書を提出しました。
要望書では、国道の整備のため埋め立てが計画されている場所に水族館を建設することなどを求めています。
要望を行った長浜まちづくり協議会の戎範久　会長は、「目標を超えるたくさんの賛同の署名が集まりました。市には長浜町の活性化につながる水族館の建設を検討して欲しい」と話していました。
要望を受けた大洲市の清水市長は、「どういう形で実現するかはわからないが、地域ならではの呼び物となるものを考えたい」と述べました。