臨済宗大本山 妙心寺の境内で1404年に退蔵院は建立されました。
ここ退蔵院では春の桜の頃に春の特別拝観を開催して通常非公開の本堂と、枯山水庭園「元信の庭」を一般公開します。
2013年春の「そうだ、京都いこう」キャンペーンに使用され、大注目を浴びた樹齢50年ほどの紅しだれ桜があります。
平安神宮にある紅しだれ桜の孫桜で、瓢箪・なまずが彫られた門をくぐるとすぐに目の前に現れ、思わず見上げてしまうほどの迫力があります。
最近は池泉回遊式庭園「余香苑」の紅枝垂れ桜の見頃に合わせ、 「春のお食事付き特別拝観」を開催しており、事前予約なども募集されています。
ミシュラン1つ星獲得の妙心寺御用達「阿じろ」による精進料理をお召し上がりいただく特別なお花見会となっており、最近はすぐに予約がいっぱいになります。
枯山水庭園(陽の庭・陰の庭)に降り注ぐ、紅しだれ桜とのコラボはとても風流を感じさせます。
一番奥にはお茶席がある大休庵のそばにも、桜が楽しめるように枝垂れ桜が植えられています。
池泉回遊式庭園「余香苑」は、なんと1966年に作庭された新しい庭園です。
造園には3年もかかり、全国でも有数の昭和の庭園として有名です。
正面から庭園を見渡すと、奥行きが生まれ、庭園が広く見えることが一番の特徴になっています。

0 件のコメント:
コメントを投稿