話・「空白だらけの出欠簿!」の巻

ゆかり「にゃも〜、質問だ〜」
にゃも「ん?」
ゆかり「質問が来たので、さっさとこの質問に答えなさい。」
にゃも「って、なんで命令形なのよ!え、でも質問きたの!誰から誰から?」
ゆかり「えっとね、今回の質問は子健さんから頂きましたー!」
にゃも「わぁ、また新しい人じゃない!あたし達のコーナーも徐々に発展してきたわね(^^)」
ゆかり「それじゃあ質問いくわよー、(ゆかにゃも先生へ質問です!)」
にゃも「はいはい、なんでしょう?あたしに分かる事かしら。」
ゆかり「さぁ、体育教師のあんたにもわかればいいわね。」
にゃも「うっさいわね、はやく質問読んでよ。」
ゆかり「わかったわよ(生徒達の名前についてなのですが、
    榊や神楽は名字なのですか。それとも名前なのですか。
    それと彼女等のフルネームが分かったら教えてください。
    また、水原暦は、こよみが本名でよみはあだ名なのでしょうか?だって」

にゃも「よーし答えるわよ―!前回はゆかりに答えてもらったから今回ははりきらなくっちゃ!
     さぁ、さっそく出欠簿で確認よ。」

ゆかり「でもこいつら私のクラスだよ」
にゃも「・・・・(涙)」
ゆかり「はいはい、それじゃあにゃもは置いといて私のクラスの出欠簿を見てみましょうかね。」
    「え〜っと、榊、榊と・・・!!げげ、フルネームが載ってない!!うわっ!神楽もだ!!」

にゃも「ちょっとゆかりどういうことよ?」
ゆかり「あはは、どうやらフルネームで記述するの忘れちゃったみたい
     水原はちゃんと水原暦。って書いてあるんだけど。」

にゃも「ええっ、じゃあ名前なんだが名字なんだか分からないじゃない!」
ゆかり「あはは、ま〜大丈夫、ちゃんと答えますって」
にゃも「大丈夫かな・・・」
ゆかり「ちなみにみなもさん、あんたわかる?」
にゃも「えっ!わ、わたし?え、えとねぇ・・・」
ゆかり「あらあら、あんたにもわかるはずなんだけどねぇ。」
にゃも「・・・ぜ、全然わかんにゃい」
ゆかり「は〜っ、ということはまたしても私が答えるわけね、
     あんたにも分かったはずなんだからよく聞いてなさいよ。」

にゃも「む〜、わかったわよぉ」
ゆかり「まず榊からね、これは名字に間違い無いわよ。」
にゃも「なんでそういえるの?」
ゆかり「あはは、じつは私一年の12月に英語教えるのに飽きてね〜。
     英語を体育の授業にしたことがあるのよ。まぁ単行本第一巻147pなんだけど」

にゃも「ちょっとゆかり、あんたそんなことしてたの!」
ゆかり「まぁまぁ、それはいいんだけどその時は寒くてねー。
    みんな冬用のジャージを着てたのよ。」

にゃも「まぁ、12月だもの、普通よね。それがどうかしたの?」
ゆかり「は〜、まだわからないの?
     ほら、うちのジャージは胸に名字を書く所があるでしょ。」

にゃも「あっ!そういえば・・」
ゆかり「そのとき見たのよねぇ,滝野の胸には滝野、
     水原の胸には水原、そして榊の胸には「榊」と書いてあったのですよ!」

にゃも「あーそうだ、たしかに書いてあったわ、あたしも授業でなんどかみてるもの。」
ゆかり「でしょー、だからあんたにも分かるはずだっていったのに。」
にゃも「・・・反省してます。」
ゆかり「でもこれだけじゃまだ弱いわよね、もう一つ決定打があるわよ〜」
にゃも「次はなに?」
ゆかり「あのね、あれはたしかあいつらが入学してきたばかりの時だったかな。」
にゃも「うんうん」
ゆかり「身体測定やったでしょ、ほら、身体測定とか健康診断っていうのは
     男女別れて出席番号順にやるのが当たり前よね。」

にゃも「まぁ、大抵はそうよね。特にうちは保健室でやるし。」
ゆかり「そうそう、そうなると出席番号が小さい方がはやく測定が終わるわけよ。」
にゃも「そういうことになるわね。」
ゆかり「んで、その身体測定、これは第一巻12pね。をみると分かるんだけど。
     滝野の前に榊が測定をおえてるのよ。
     これは榊が名前じゃなくて名字で(さ)だから(た)よりはやく終わったってことよね。」

にゃも「なるほど!たしかにそうね。
    でももっと違う名字で偶然(た)より前の名字かもしれないんじゃない?」

ゆかり「その可能性はジャージの胸で消せるんだけれど、あえてもう一つ付け加えるんなら、
     それはその時に滝野が榊のバストのサイズを知っているって事かしら。」

にゃも「なんでそれが証拠になるの?」
ゆかり「榊は自分からバストのサイズを言うようなやつじゃないわ。」
にゃも「無口な方だしね。」
ゆかり「ということは滝野が聞いていた、って言うのが本当よね。
    榊がバストを測っているときに聞こえたんだろうから、榊と順番が近くなきゃ。」

にゃも「なるほど、それで榊と滝野なら名前も近いから、聞こうと思えば聞こえるって事ね。」
ゆかり「そうそう、そういうこと、どう?納得した」
にゃも「うん、榊が名前じゃなくて名字っていうのはこれでいいんじゃないかしら。」
ゆかり「じゃあ、次は神楽かぁ」
にゃも「そうね、神楽は水泳部だし、顧問のあたしがわからないとまずいんだけどなぁ。」
ゆかり「でもわかんないのよね。」
にゃも「そうなのよ、困ったわよね。」
ゆかり「でもあたしは神楽も名字だって見当ついてるわよ。」
にゃも「え、なんで?」
ゆかり「ほら、古文の木村先生っているじゃない。」
にゃも「ええ、あのいろんな意味で怖い先生よね。」
ゆかり「そうそう、あの木村先生がかなり神楽の事を気に入ってるみたいでさぁ、」
にゃも「そうなのよね、水泳部にもよくくるし、困ってるのよ。」
ゆかり「それでなんか気になって授業を覗いた事あるんだけれど。」
    「そのとき神楽が指されたのよ「あ、ちょっと次は神楽くん読んで」ってね。」
    「ちなみにそれは単行3巻96p」

にゃも「でも名前で呼んだって事もあるんじゃない?
    あたしたちも「美浜さん」を「ちよちゃん」って呼んでるし。」

ゆかり「そりゃあ、私達が女教師だからよ。
    男性教員が女生徒を下の名前で呼んでたらセクハラよ。」

にゃも「あの先生ならやりそうだけど・・」
ゆかり「がんばるなぁ、そりゃ木村先生なら分からないけど、
    当の神楽は名前で呼ばれたらきっと嫌がるわよ?」
    「実際にかおりが木村にかおりん。って呼ばれて相当嫌がってたみたいだし。」

にゃも「それもそうね、という事は神楽も名字って事かしら」
ゆかり「そうでしょ、名前で呼ばれても平気なほど神楽と木村は仲良くないし、
     神楽も大人しい生徒じゃないわよ、神楽が名前なら「神楽君じゃねぇ、名前でよぶなー!」
     って、そのくらい言うわよ。」

にゃも「そうね、うん、納得。それじゃあ最後はよみだけど・・どう?」
ゆかり「はいはい、まず漢字から考えて行かなきゃ駄目よね。
     まず水原の名前は「暦」とかきます。
     これは「こよみ・れき」とよむんだけれど、
     これで本名がこよみであだ名がよみ!という考えが出てくるわけ。
     実際この「暦」という字は「よみ」とは普通には読めないのよね。
     というわけで水原が「水原よみ」と呼ばれている現場を押さえればいいんだけれど」

にゃも「現場を押さえるって刑事ドラマじゃないんだから、でおさえられたの?」
ゆかり「いや、それが・・・・だめでしたーー!!単行本にはそんな場面は無かったわ!」
にゃも「ええー!じゃあどうするの!答えられないじゃない。」
ゆかり「それでも答えるのが私達のコーナー、答えるわよ。」
にゃも「でもどうやって?」
ゆかり「まぁ、推測の粋はでられないんだけれど、
     一番有力な話は単行本第2巻35pの「行間」っていう話かしらね」

にゃも「それがどうしたの?」
ゆかり「この話はみんなが水原の名前を呼ぶときの
     その行間の違いを取り上げた話なんだけれどね。
     あ、行間というのは行と行の間の事で、
     小説とかだとその間隔とかからも筆者の思いを読み取ったりするんだけれど。
     行間を読む!とかいってね、
     まぁ、ここではみんなの発音というか
     呼び方のリズムの違いと見ていいんじゃないかしら。」

にゃも「うんうん、なんかややこしいけれど。」
ゆかり「ここで私が最後に「水原―、水原暦ー」って言ってるんだけれど。
    これをよみ、って読まないとちょっと話が変なのよね。」

にゃも「へ、へー。なんで?」
ゆかり「うん、これはみんながよみー、よみちゃん、よみさーん、
    と水原を呼ぶリズムみたいなものを取り上げた話でしょ。」

にゃも「そ、そ〜よね」
ゆかり「それで私だけが
    「水原―、水原こよみー」って呼んでいるんじゃ話のリズムが変じゃない。」

にゃも「それで多分、暦は「よみ」ってよんでいい。ってことになるのね。」
ゆかり「まぁそうなんだけど。あんた、途中からわかってなかったでしょ〜。」
にゃも「そ、そんなことないわよ」
ゆかり「ま、そういうことにしといてあげましょーかね。」
にゃも「と、ゆーところで、どうでした?納得していただけましたか?」
ゆかり「でも正直、水原に関しては単行本の中だけでは資料不足なのよね。」
にゃも「そうね、こうだ―!とはいえなかったものね。」
ゆかり「ここからは番外で、ちょっとだけ漫画から脱線しちゃおうかしら。」
にゃも「あんたそりゃないだろう、でも、ま今回は見逃しましょうかね。」
ゆかり「あのね、「暦」という字はたしかに「こよみ」と読むんだけれど
    これは女性の名前などに使った場合だと主に「よみ」と読むのよ。
    「こよみ」っていう名前だと多いのは「小夜美」とかかしら。
    これは姓名辞典とかで見てみると分かると思うんだけれど。」

にゃも「でも「暦」っていう私達のカレンダーも発売されたわよね。」
かり「そう、それが迷う所なんだけれど、
     多分水原の名前と「暦」という字をかけたジョークじゃないかしらね」

にゃも「はいはい、じゃあ脱線はこのへんにしておいて」
ゆかり「それでは改めて、どうでしょう、納得していただけましたか?」
にゃも「またなにか質問がありましたら管理人のチク経由で私達にメール下さいね。!」
ゆかり「お、ようやく質問の仕方が明らかになったわね。」
にゃも「そうなの、実は質問の仕方を明記してなかったのよね。
     これでもっと質問が来てくれるといいんだけれど。」

ゆかり「それにしても今回は長かったわね〜。」
にゃも「ほんと、みなさんもつかれたんじゃないかしら」
ゆかり・にゃも「それじゃあみなさん、またねー!」
ゆかり「ところでにゃも、ラーメンだー」
にゃも「なにいってるのよ」
ゆかり「ラーメンが食べたくなったので、
    この辺の美味しいラーメン屋を探しなさい。」

にゃも「・・・・・またもや命令形!・・・」