西村圭史、宮崎亮
2016年3月29日15時30分
ショルダーバッグからリュックサック型へ、帽子のつばを曲げず平らに――。第88回選抜高校野球大会に出場した球児たちの姿を見ると、流行のスタイルが変化しつつあるようだ。
51年ぶりにベスト4入りした高松商(香川)では今大会から選手の希望でリュック型が使われるようになった。エース右腕の浦大輝君(3年)は肩の負担を考えてショルダーバッグを左肩にかけるようにしていたが、「リュックは両肩で支えられる」と歓迎する。
これまで野球道具を運ぶかばんは肩掛けが一般的だった。だが、今大会では出場全32校のうち20校でリュック型が採り入れられた。
普段は両方を併用する高校もあるほか、リュックとしても肩掛けとしても使えるタイプを選んだ関東一(東京)のような例もある。
スポーツ用具メーカーのエスエスケイ(大阪市)は2013年からリュック型の野球かばんの販売を始めた。担当者は「元々、水泳選手が『片方の肩に重さがかかると姿勢が悪くなる』と使い始めたのが流行の始まりと聞いている」。プロ野球選手にも広まり、球児の間でも人気に。野球かばんの販売数の約4割がリュック型になったという。
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