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2年間に何が…記者が見た中3少女誘拐「監禁部屋」の全貌

 2年間に一体何があったのか。埼玉県朝霞市の中3少女(15)誘拐事件で、身柄を確保された寺内樺風容疑者(23)は、千葉市稲毛区の千葉大工学部に通いながら、大学にほぼ隣接するマンションで、少女を2年近く監禁していたとみられる。本紙記者は13年9月から先月25日まで入居していたという同市内の“監禁部屋”に向かった。

■ほこりっぽくて陰鬱

 現場は3階の角部屋だった。

 玄関を入るとすぐ右手に風呂があり、約8畳のキッチン、奥にそれぞれ約6畳のフローリングと和室の2部屋。トイレは別にある。築31年だけあって、関係者によると、風呂やキッチンなどはカビだらけ。強烈な臭いが鼻を突くという。ほこりっぽくて不潔な印象だ。

 少女は「部屋の外から鍵をかけられ、逃げられなかった。たまに外出したこともあったが、常に監視されていた」と話しているという。近隣住民はこう話す。

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