(みどころ)
マラソンという過酷な競技で、世界と闘ってきた高橋尚子。しかし、そんな彼女もまだ知らない“厳しい世界”が、世の中には多数、存在する…!
この番組は、厳しい世界に身を置き、ストイックに奮闘する人々を徹底取材するスペシャル企画! 高橋尚子は“厳しい世界見届け人”として、番組のMCを担当。ご意見番の徳光和夫、小藪千豊、ゲスト解説者と共にスタジオでトークを繰り広げていく。
“ゆとり世代”や“草食男子”など積極的に頑張らないタイプが増えている昨今、まるで時代と逆行するかのように厳しい世界に生きる人々の姿から、現代社会を生き抜くための指標を伝えていく。
紹介するのは、【試験に落ちたら即退学!プロボートレーサー養成学校の厳しい世界】【死と隣り合わせの雪山訓練!山岳警備隊の厳しい世界】【いつ終わるかわからない!修行僧の厳しい世界】の3つ。これら厳しい世界を取材したVTRを見て、高橋尚子は何を思うのか…!?
【試験に落ちたら即退学!プロボートレーサー養成学校の厳しい世界】
やまと学校は日本で唯一のボートレーサー養成機関。全寮制で、生徒たちは男女問わず1年間、厳しい規律の中、過酷な訓練に励み、最後に国家資格を取得するための試験を受けるという。しかし、入学してから半年後に受ける進級試験で不合格となると即退学、再入校は許されないという超厳しい決まりが設けられている。そんなやまと学校に潜入取材。合格を目指して突き進む生徒たちの姿を紹介する。
スタジオにはプロボートレーサーの富樫麗加選手を招き、やまと学校時代の辛い生活や学校で学んだことについて聞いていく。
【死と隣り合わせの雪山訓練!山岳警備隊の厳しい世界】
日本一険しいといわれる、富山県警察山岳警備隊の雪山訓練に密着する。北アルプスで遭難者を救助するという命がけの任務を負う彼らは、山岳レスキューに欠かせない体力、知力、経験力を磨くため、毎年雪山訓練を行っている。自分たちの命さえ落としかねない過酷な環境の中、雪崩捜索訓練、雪上搬送訓練などを行う彼らの奮闘を伝える。
スタジオでは登山家の三浦豪太氏に雪山の厳しさ、山岳警備隊のすごさについて聞く。
【いつ終わるかわからない!修行僧の厳しい世界】
石川県金沢市にある、曹洞宗の古刹、東香山大乗寺。ここでは現在も多くの修行僧が日夜、厳しい修行に勤しんでいる。彼らの修業期間は不定。つまり一人前と認められるまで、修行はいつ終わるともわからないのだ。
厳格な修行の中でもこの時期、最も過酷といわれているのが“寒行托鉢”。どんな天候でも、体調が悪くても、1カ月間にわたって金沢市内にある民家約3000軒を歩いてまわり、托鉢をするという修行だ。雪が降る中、手作りのわらじに素足という出で立ちで家々をまわる修行僧たち。実家の寺を継ぐため、この大乗寺に入り、過酷な日々を送る新米修行僧に密着していく!
スタジオでは、仏教に詳しい駒沢女子大学教授の千葉公慈さんから、修行について話をうかがう。
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