ホリエモンによる獄中記コミックエッセイ。
塀の中での1年9ヶ月の刑務所生活。ホリエモンは一体何を考え、何をしてきたのか?
『刑務所なう。 』『刑務所なう。シーズン2
』『刑務所わず。
』の三冊からマンガ部分のみを取り出し、収録したのがこの『刑務所いたけど何か質問ある?』である。
「収監準備」「獄中メシ」「刑務作業」「しきたり」「面会」「2類昇格」「最後の試練!」「仮出所きたー!」など収監されてから出所するまでの「ホリエモンの刑務所生活」の全てがこの作品の中に書かれている。
「刑務所内で「オレンジレンジ」を熱唱!?」「殴られて前歯が欠けた」などなど塀の中のホリエモンにはトラブルが尽きない。
世間の常識と180度違う刑務所生活でのホリエモンの苦悩が始まる。
日本の刑務所のリアルが見たければこれを読め!
(出典:『刑務所いたけど何か質問ある?』)
塀の中のリアル
かつて「ライブドア」で一世を風靡した堀江貴文氏は、懲役2年6ヶ月の実刑判決が確定し刑務所生活を送ることとなった。
日本人の多くの人は経験したことがないであろう「刑務所生活」。
本作には、その実態がホリエモン目線で描かれる。
例えば、風呂は週に二回しか入ることができない。それ以外のときにかいた汗はタオルで拭くなどしてしてごまかすしかない。
必然的に囚人にとって「お風呂」は刑務所生活の楽しみの一つになっていく。
さらに、刑務所内ではもみあげの長さにも決まりがある。
自分でもみあげを剃らなければいけないのだ。
(出典:『刑務所いたけど何か質問ある?』)
一緒に過ごしたやばい囚人達
ホリエモンは刑務所内にいた。
一緒に過ごした人々は全員が囚人であるので、何かしらの法を犯した「犯罪者」だ。
「薬物」「飲酒運転」「強姦」「車上荒らし」など様々な犯罪を犯した人々がそこで暮らしている。
彼らは全員「個性」で言い表すにはちょっと強すぎる強烈なキャラクターをしている。
全員が実在の人物だとは信じがたい。
彼らもまたホリエモンの刑務所生活を苦しめる。
(出典:『刑務所いたけど何か質問ある?』)
獄中メシは臭いメシ?
刑務所内で食べる食事は「臭いメシ」なんて呼ばれて「マズイ」イメージがある。
しかし、実はそんなことはなかったと言う。
ホリエモンが収監された長野刑務所は飯がうまい刑務所トップ3にランクインするほどご飯が美味しい刑務所だったのだ!
ホリエモンは獄中メシにすっかりはまることになる。
収監前は食べられなかった納豆まで食べられるようになってしまう。
だが、獄中メシに塩分は少なく味は薄めだという。どうしても、味が濃いものが食べたくなってくるとのこと。
ホリエモンが出所後最初に口に入れた意外な食べ物とは!?
(出典:『刑務所いたけど何か質問ある?』)
最大の楽しみ「面会」
ホリエモンにとって刑務所内での最大の楽しみは面会だった。
古今東西あらゆる人がホリエモンに会おうと刑務所までやってくる。
具体的には、ひろゆき、茂木健一郎、田原総一郎、上杉隆、津田大介、西原理恵子、吉田豪、福本伸行、GRAYのTERU、川上量生、乙武洋匡、藤田晋など様々な著名人だ。
彼らとの面会の様子もこの本には描かれている。
しかし、この面会でもホリエモンは一波乱巻き起こしてしまう
(出典:『刑務所いたけど何か質問ある?』)
まとめ
というわけで、『刑務所いたけど何か質問ある?』を紹介した。
ホリエモンの目を通した刑務所のリアルが描かれるコミックエッセイである。
ホリエモンの苦悩の日々が面白おかしく描かれる。
日本の刑務所のリアル、ホリエモンの獄中生活に興味がある人にはオススメの作品だ。
なお、電子書籍でしか出版されていないのでご注意を。
(出典:『刑務所いたけど何か質問ある?』)
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