経済同友会 「通年採用」導入の検討促す
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新卒一括採用が定着している、大手企業の大学生らの採用活動について、経済3団体の1つ経済同友会は、学業の時間が十分確保できていないとして今後、関係する企業に対し、年に複数回採用機会を設ける「通年採用」を導入するよう検討を促すことになりました。
日本の大手企業による大学生らの採用は、新たに卒業する学生を時期を決めて一度に採用する「新卒一括採用」が定着していますが、経団連が指針として示す採用スケジュールがたびたび変更されるなど、学生らの混乱を招いています。
これを受けて企業の採用活動について委員会を設けて検討してきた経済同友会は、新卒一括採用では学生にとって学業の時間が十分確保できていないとして、会員が関係する企業に対して、年に複数回採用の機会を設ける、通年採用の制度の導入に向けた検討を促すことになりました。
具体的には、大学を卒業したあと5年程度の既卒者までは新卒と同じ枠組みで採用する制度を整えることや、将来的に年に2回から4回採用機会を設けるよう社内制度を変更し、通年採用に移行するよう呼びかけています。
通年採用は外資系企業など一部の企業で導入されていますが、日本の大手企業では、新社員の研修をはじめとする社内教育との兼ね合いなどで、あまり広がっていません。
経済同友会はまず、委員会に所属する企業から具体的な検討を始めることにしています。
これを受けて企業の採用活動について委員会を設けて検討してきた経済同友会は、新卒一括採用では学生にとって学業の時間が十分確保できていないとして、会員が関係する企業に対して、年に複数回採用の機会を設ける、通年採用の制度の導入に向けた検討を促すことになりました。
具体的には、大学を卒業したあと5年程度の既卒者までは新卒と同じ枠組みで採用する制度を整えることや、将来的に年に2回から4回採用機会を設けるよう社内制度を変更し、通年採用に移行するよう呼びかけています。
通年採用は外資系企業など一部の企業で導入されていますが、日本の大手企業では、新社員の研修をはじめとする社内教育との兼ね合いなどで、あまり広がっていません。
経済同友会はまず、委員会に所属する企業から具体的な検討を始めることにしています。