警察庁 固定式の取り調べ録画装置 初公開
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全国の警察が試験的に行っている取り調べの録音・録画で、警察庁は天井にカメラを固定して別室のモニターで取り調べの様子を確認できる新しい録画装置を全国で導入し、初めて公開しました。
全国の警察では裁判員裁判の対象事件で取り調べの録音・録画を試験的に行っていますが、これまでの装置は大型で固定式ではなく、取り調べのたびに設置が必要で時間がかかることが課題となっていました。
このため警察庁は取調室の天井にカメラとマイクを埋め込んで、取り調べの様子を別室のモニターで同時に確認できる新たな装置をこれまでに全国でおよそ850台導入し、28日、警視庁の施設で初めて公開しました。新しい装置では取り調べの映像とともに、録音・録画された時刻が秒単位で記録されるほか、装置が小型で容疑者にも撮影が気にならないとしています。
取り調べの録音・録画を巡っては裁判員裁判の事件などを対象に、すべての過程で行うことを義務づける刑事訴訟法の改正案が国会で審議されていますが、実施できたのは昨年度、警察の実施分の20%にとどまっています。警察庁は装置などの整備を進め、さらに積極的に取り組みたいとしています。
このため警察庁は取調室の天井にカメラとマイクを埋め込んで、取り調べの様子を別室のモニターで同時に確認できる新たな装置をこれまでに全国でおよそ850台導入し、28日、警視庁の施設で初めて公開しました。新しい装置では取り調べの映像とともに、録音・録画された時刻が秒単位で記録されるほか、装置が小型で容疑者にも撮影が気にならないとしています。
取り調べの録音・録画を巡っては裁判員裁判の事件などを対象に、すべての過程で行うことを義務づける刑事訴訟法の改正案が国会で審議されていますが、実施できたのは昨年度、警察の実施分の20%にとどまっています。警察庁は装置などの整備を進め、さらに積極的に取り組みたいとしています。