大学時に会計学を学んでいたこともあり、メーカーの経理として事業を支える仕事がしたいと思っていました。原材料の仕入れから販売までの工程が複雑なメーカーでは、より正しく原価を管理するために「原価計算」をします。そのため、メーカーの経理は他業種よりも活躍の幅が大きく、社内のたくさんの人と関わることができることから、経理分野の専門家として大きな役割をもって事業を支える仕事ができるのではないかと考えていました。特に三井金属は川上から川下まで多角的に事業を展開しているため、より幅広い仕事ができるのではないかと思って志望しました。それに、最初の1年は「経理実習」として必ず経理業務に携わることができることも、魅力的でした。
入社後のイメージギャップは、想像以上に、若いうちから幅広く大きな仕事を任されること。若手のうちはルーチンワークを中心に、上司に指示されたとおりに仕事をするだけだろうと思っていたのですが、税務報告書等の責任ある仕事や、部内ではまだ実績のない、自分で方法を探りながら進めていく仕事も任されます。いわゆる「任せて育てる風土」だったことが、嬉しいギャップでしたね。また、思った以上にデスクワーク以外の仕事のウエートが大きいことも実感しています。担当事業の状況をルールに従って数字に落とし込む必要があるため、各部門の方々にお話を伺う機会も多いほか、実際のモノを確認しによく出かけています。現場に直接足を運ぶアクティブな経理事務だったことも、私には合っていると思います。
直近、薄膜材料事業部の管理室に異動し、現在は新たな仕事を引き継ぎ中です。主に、当事業部の主力製品であるITOターゲットの損益管理、また対海外子会社債権・債務管理や海外送金などです。特に、国内工場について原価計算を担当していますが、未だモノの動きや仕組みなど、十分に理解していないため、苦戦をしています。事業の理解を深め、それらのために必要な知識を習得して、早く上司や先輩のように、事業部の方々に頼りにされる経理担当になることが今の目標です。
上旬 | 月次決算作業 主に原価計算オペレーションと内容の確認 社内管理資料・報告資料の作成等 |
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中旬 | 主に非定常業務 予決算準備、行政等に関する資料の作成、業務マニュアルの作成など |
下旬 | 月次決算作業準備 費用計上と伝票チェックなど 非定型取引などの懸念事項があれば、上司・管理者と対策を話し合う |