ローソン 三菱商事出身の竹増副社長が社長昇格へ

ローソン 三菱商事出身の竹増副社長が社長昇格へ
コンビニ大手のローソンは、筆頭株主の三菱商事と連携を強化して競争力を高めるため、玉塚元一社長が会長兼CEO=最高経営責任者に就き、新しい社長に三菱商事出身の竹増貞信副社長を昇格させる人事を決めました。
ローソンの新しい社長に就任するのは、現在海外事業などを統括している竹増貞信副社長(46)で、ことし6月1日付けで就任します。
竹増氏は平成5年に三菱商事に入社し、畜産関連の事業を担当したり社長秘書を務めたりしたあと、おととし、三菱商事が筆頭株主であるローソンに副社長として移りました。
コンビニ業界の競争が激しさを増すなか、ローソンは、競争力を高めるため、コンビニと薬局の共同店舗を出したり、介護についての相談窓口を設けたりする取り組みを進めるほか、業務を効率化するため、物流拠点を集約していく方針です。
会見で、玉塚社長は「三菱商事が持つ医薬品や介護分野の取引先や物流のノウハウをどん欲に取り込んで、コンビニ事業の強化に生かしたい」と述べました。
新しい社長に就任する竹増副社長は「海外事業や新しい事業分野にも力を尽くしたい」と述べました。