今日、お客様からこんな相談を受けました。
同棲している彼がいます。
一緒にいたいから同棲を始めたはずなのに、最近の彼は趣味のための外出してばっかりで、全然一緒にいてくれません。
僕はこう返しました。
中川龍
こんちあー!
なるほど!
同棲中の彼がなかなか一緒の時間を過ごしてくれないわけですね><
うーん、ではこれに対してどうするかを一緒に考えてみましょう。
まず事実を整理します。
今起きている事実は以下のようなものです。
- 今の彼は同棲中だけどAさんと一緒に過ごそうとしてくれない
- 今の彼はAさんと一緒にすごすよりも、自分の趣味に時間を使おうとしてしまう。そのためにほぼ外出ばかりしている。
ここからは一つの悲しい事実が推理できます。
「彼が遊びの予定を詰めこめる」ということは、「Aさんと一緒の時間を過ごしたいとは思ってくれていない」ということです。
結局のところ、人間の心は至ってシンプルです。
一緒にいることに「価値がある」と思われれば、一緒にいてくれるでしょう。
でも一緒にいることに「価値がない」と思われてしまえば、一緒にはいてくれないでしょう。
今の彼が「趣味に時間を使っている」ということなのであれば、それは彼にとってそちらのほうが価値があるということです。
Aさんとしては、「だったらどうして付き合ってるの?」という疑問がわくかもしれませんが、それは「彼がまだ決断しきっていないから」です。
彼としても、これまでずっと一緒に過ごしてきたパートナーなわけですから、まだ「Aさんに感じる価値が完全なゼロになったわけではない」のでしょう。
いつの日かAさんが変化してくれることを期待しているのだと思います。
だから、「別れる」までは決意しないのです。
だけどそのままでいたら、きっとどこかで「決断」されてしまうでしょう。
では次に、どうして今の彼は「Aさんと一緒にいることに価値を感じてくれないのか?」を想像してみましょう。
これは僕は本人ではないので、全ては理解できません。
しかし、ここまでのやり取りでなんとなく「これが原因なんじゃないかな?」と思い当たったところがあります。
今のAさんは、いつも自然と以下のような行動をとっていませんか?
- 彼に対して「愛してほしい」とプレッシャーをかける
こういう行動は、彼にとって「重荷」に感じるはずです。
これが日頃から積み重なっていれば、彼にとっては「Aさんと一緒にいると疲れる」というイメージがどんどん積み重なるでしょう。
すると当然、「Aさんと一緒にいるよりも」「趣味に時間を使ってるほうが楽しい」と感じてしまうでしょう。
では、「愛してほしいとプレッシャーをかけない自分になる」には、どうすればいいでしょう?
それは、自分で自分を愛することです。
そもそも普段から自分で自分を愛していないから、その不足した分の愛情を「他人によって補ってもらいたい」と感じるのです。
でもそれでは相手にとってプレッシャーになるので、結果的に「自分にも自分を愛してもらえない」「彼にも自分を愛してもらえない」「つまり誰にも自分を愛してもらえない」という状況を自分で作ってしまいます。
というわけで、まずは自分で自分を愛しましょう!
そうすれば今よりは彼に対して「愛してほしい」と感じることも減るので、彼もAさんと一緒にいることを負担に感じなくなるでしょう。
またこれが実現すれば、その頃のAさんは今よりもだいぶ活発で前向きな性格になっているはずです。
具体的には、いつもうじうじして「愛してよ…」「かまってよ…」「寂しいよ…」と嘆いてばかりの自分から、いつでも元気に「やっほー!」と生きてる人に変わるってことです。
もしAさんがそういう自分に変化すれば、彼も自然と「Aさんと一緒にいると心地良い」と感じるようになるでしょう。
すると自発的に、「Aさんと一緒にいたい」と思ってくれるはずです。
これでやっと、「彼もハッピー!Aさんもハッピー!」が成立します。
基本的に人は「命令されることが嫌い」です。
例えば「うちの商品を買え!!!!」なんて広告が出てたら、買いたいと思いますか?
思いませんよね?
そんなに買ってほしいなら、顧客が自然と買いたいと思えるような魅力的な商品になれって感じますよね。
恋愛もこれと同じです。
- 「愛してくれ」と求めれば求めるほど、嫌われるんです。
- 「愛されるような自分になる方法」を考えたほうが、自分という会社もハッピー、相手という顧客もハッピーになれるものです。
では次に、「自分で自分を愛せるようになる」には、どうしたらいいでしょうか?
こればかりは、日々の積み重ねの問題ですね(´・ω・`)
自分を好きになれない人の多くは、日頃から「好きになれないような行動」を取っていることが多いです。
例えば、「人を騙したり」「嘘をついたり」「人から奪ったり」「不誠実な行動をしたり」「醜いままの自分でいることを許したり」「勇気がない自分のままでいることを許したり」「ダメ人間な自分のままでいることを許したり」「素直になれなくてついわがままを言ってしまったり」「感情的になってしまう自分を許したり」…
とにかく総じて「私って本当にダメなやつだな」という行動を日頃からとってるんです。
だから自分で自分を愛せないのです。
というわけで、これらを全てやめましょう。
- 人に迷惑をかけるようなことはしない。
- 人に対して不誠実な行動はとらない。
- 恥ずかしい自分であることを許さない。
いつでも「立派な自分であり続ける」「自分にとって許せない自分にはならない」「恥ずかしい自分にはならない」という目的意識をもってください。
その上で、日々の行動を選択してください。
それを積み重ねていけば、少しずつ「私は恥ずかしい人間ではない」という実感を高めることができるはずです。
結局、自分が恥ずかしい行動をとっている限り、そんな自分を好きになれと言われても無理な話なんです。
だったら、恥ずかしくない行動を自分がとるしかありません!!
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
byマザーテレサ
まとめます。
- 彼が自発的にAさんと一緒の時間を過ごしてくれないということは、彼にとってAさんと一緒にいる時間は趣味の時間よりも「価値が低い」ということ。これはもう事実として受け止めるしかない。
- それに対してAさんがこの印象を変えたいのであれば、「彼が自然とそう思える自分」に変化するしかない。
- ではそのためにどうすればいいか。まず単純にプレッシャーをかけるのをやめよう。「一緒にいてほしい」「愛してほしい」とプレッシャーをかければかけるほど、相手に嫌われてしまうことを理解しよう。
- では「愛してほしい」と求めない自分になるにはどうしたらいいか?自分で自分を愛せるようになろう!
- では自分で自分を愛せるようになるにはどうしたらいいか?愛せるような行動をとろう!愛せないような行動をとっていたら、いつまでたっても自分のこと愛せないよ(´・ω・`)
てことですね!
もし同じような悩みを抱えている人がいたら、是非とも参考にしてみてね!!
おしまい( `・ω・´)