28日で発効から100日を迎えた韓中自由貿易協定(FTA)が韓国の対中輸出増大に大きく貢献したとの調査結果がまとまった。
韓国貿易協会国際貿易研究院は27日、韓中FTA発効100日を迎える貿易業界の評価と見通しに関する報告書を発表し、中国の今年1-2月の輸入は全体で全値同期比15.8%減少したが、韓国が中国の輸入市場に占める割合は過去最高の11.3%を記録したと指摘した。
関税引き下げ幅が大きいほど、対中輸出が大きく増加した。韓中FTAの締結で関税が3ポイント以上低下した品目のうち、自動販売機、電子顕微鏡、電子計算機などを含む電子応用機器は1-2月の輸出伸び率が前寝同期比97.6%に達した。金属工作機械、衣類もそれぞれ29.9%、18.7%伸びた。
輸出企業も韓中FTAの効果を前向きに評価した。貿易協会が1月26日から4週間、輸出企業495社を対象に実施した調査で、「韓中FTAで今年の対中輸出が増える」と見込む回答は39.4%で、「増えない」(23.2%)を上回った。