しかし、実態は違います。もっと根幹のところに原因はあるのです。
何が本当の原因か
本当の原因、それは想像しないことです。
想像することと問題が起こることは一見無関係に見えます。
ですが、これこそ本当のポイントなのです。
なぜ想像することが必要なのか
想像する、これはつまり先に起こりそうなことを考えるということです。
たとえばひとつの大きなプランがあったとします。
そのプランにしたがって、様々なことを進めていきます。
しかし、当然途中で何らかの問題は起きてきます。
しかし、はじめにこのトラブルを想像しておくとどうなるでしょうか?
あらかじめ予想されていた事態です。
すぐに対処できますよね?
さらに、その問題に対し、先手を打つことだってできるわけです。
そうすれば問題を減らすことだって可能です。
ミスへの対策も考える
誰だってミスをします。人間だもの。
だったら、先に対処の仕方をきめておけばいいんです。
小さなミスが大きな事故へ繋がります。
ハインリッヒの法則を知っていますか?
ひとつの重大な事故の背後には30の軽微な事故があり、その下には300の異常がある…………
これがハインリッヒの法則です。
大きな事故への対策ももちろん大切です。
ですが小さな部分へ目を向けることも結果として大きな事故への対策となります。
なぜなぜ分析をやってみる
なぜなぜ分析は問題を解決に導くための一つの方法としてよく紹介されています。
なぜなぜ分析とは、「なぜ?」を5回繰り返し、原因の原因、その原因…………と考えていくことです。
これは真の原因を見つけるのに有効です。
ただ、注意すべき点として、
原因を「誰か個人」にするのではなく、「組織やシステム」にすること、
および、
「意識」から「行動」に目を向けること
が大切です。
まとめ
・計画を立てる時など、まずはじめに問題を想像してみる。
・不注意やミスはトラブルの原因にはなりうるが、それ以前に対策を打てなかったかを考え、再発防止策を立てる。
・大きな事故の前には小さな事故がある。
小さな事故にも目を向けることで大きな事故は減っていく。
・なぜを5回繰り返し、真の原因を探す。
ただし原因を個人や意識に持っていかない。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。