高校生が教師にSNSを教える講座 神奈川

高校生が教師にSNSを教える講座 神奈川
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LINEやツイッターなどSNSを巡るトラブルが増えるなか、高校生が講師を務め教師にSNSの使い方を教える講座が神奈川県藤沢市で開かれました。
この講座は子どもたちがSNSを巡るトラブルに巻き込まれるのを防ぐには、まずは教師が子どもたちからもっとSNSの使い方を教わるべきだという指摘を受けて神奈川県教育委員会が開きました。会場では高校生17人が講師となり、公立高校の教師などおよそ30人に子どもたちの多くがSNSを使う理由を紹介しました。
この中で、LINEなどは高校生どうしが連絡を取り合うのに必要不可欠な手段になっていて、仲間はずれにならないように使わざるをえない実情を説明しました。このあと、参加した教師たちは高校生とLINEのやり取りを体験し、感情を表現する際、文字の代わりにスタンプと呼ばれるイラストを使うことなどを教わっていました。
講師を務めた女子高校生は、「先生がSNSを理解してくれていると相談できるし安心してSNSが使えます」と話していました。男性教師は「SNSを巡る具体的な事情が分かりました。生徒と教員が一緒に考え、SNSの利用に関するルールを作っていきたいです」と話していました。