蹴球探訪
フロンターレと陸前高田市
築かれた新たな絆
(3月16日)
【ゴルフ】キム・ハヌル完全V2016年3月28日 紙面から
◇アクサレディス<最終日>▽27日、宮崎市・UMKCC(6482ヤード、パー72)▽晴れ、気温14・7度、風速5・8メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽54選手(うちアマ1人)▽観衆5703人 初日から首位に立った韓国の27歳、キム・ハヌルが強い風をものともせず、5バーディー、2ボギーでただ1人69をマーク。通算9アンダーで2位に5打差をつけて圧勝した。昨年9月のマンシングウェア東海以来の日本ツアー通算2勝目。今季ツアー4戦目で外国人選手が3勝を占めた。通算4アンダー2位に韓国の申(シン)ジエ、2アンダーの3位に吉田弓美子(28)、堀琴音(20)=東芝=ら8人が入った。 南国宮崎の春空をバックに、スカイブルーを身にまとったハヌル(韓国語で空の意味)が思わず万歳だ。ツアー第2戦から3週連続して初日から首位をキープしての最終日突入。前週も前々週も、最終日最終組で74をたたいての逆転負けだった。三度目の正直という言葉もあれば、二度あることは三度あるのことわざもある。日本語はまだ勉強中のキム・ハヌルにも、そんな空気は伝わっていた。 「先週までの2試合は、すごく緊張している自分を隠すようにプレーしてた。今日はそういう自分を認めて、絶対に勝ちたいという気持ちも隠さずやりました」 日本ツアーでは昨秋の1勝だけ。しかし、韓国ツアーでは2年連続賞金女王に輝いた実績を持つ猛者。3度も屈するわけはなかった。1打差単独首位から2、3番の連続バーディーで先制。途中10番のバーディーをはさんで2ボギーもあったが、同じ韓国の申ジエに2打差で迎えた16番パー3。12メートルの長いバーディーパットをねじ込んだ。「安全に2パットで、と思っていたけれど、インパクトの瞬間にいい感じだなと思った。ボールがカップの3ヤード手前に達した時点で入ると確信しました」。これが決定打となった。 2週連続V逸の落胆とストレスを癒やしたのは、大好きなスイーツ。「ケーキは何でも好きだし、和菓子も好き。今週はホテルの近くの店でキャラメルマキアートを飲んだり、ロールケーキも…。本当は甘いもの控えてたんですけど、思い切り食べちゃいました!」。その美貌と笑顔に、今やイ・ボミに群がる“イボマー”に並んで“ハヌラー”も日本全国で増殖中だ。「コンビニスイーツを買いに行くと、声をかけられることが多くなりました」 今季の自己目標は賞金ランクトップ10。いやいや、ハヌル旋風、そんなことではすまないかも…。 (月橋文美) PR情報
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