ミスなく飛ばせるグローレは中高年のゴルフを根本的に変えるかもしれません
ミスなく飛ばせるグローレは中高年のゴルフを根本的に変えるかもしれません
小林
振り切れるから飛ぶ、というのもありますね。設楽さんもいつもより距離が出ていたんじゃないですか?
設楽
パー4の感覚が変わりましたね。400ヤード前後になると基本的に2オンを諦めて3打目勝負だったんですが、グローレなら届きますね。でも18番のパー5なんて2人とも2つで届いてたじゃないですか。羨ましいですよ。
小林
私が乗ったのはサブグリーンですけどね(笑)。
設楽
でも距離は十分行ってるわけでしょ。なんでこんなに飛ぶんですか?
小林
特徴的なのは、クラウンの内側に強度を高めるディンプル形状を採用していて、超薄肉部を作り出していることですね。ヘッドが軽くなるし、低重心化できるんですよ。その他にも空気抵抗が少ないとか、スイートエリアが広いとか、理由はいろいろあります。
上杉
飛ぶのはドライバーだけじゃないですね。フェアウエイウッドにも同じテクノロジーが活かされているし、アイアンなんて飛び過ぎで笑えるぐらいで、いままでの番手の感覚だと遥かグリーンオーバーになっちゃいます。何がいいって、ソールの抜けがいいですよね。
小林
5番以上は完全中空構造のユーティリティアイアンで、これがまた簡単で物凄く飛ぶし曲がる気配がないですね。弾道も強くて、200ヤードのアゲンストで届いたのには驚きました。
上杉
マン振りしてた8番のパー3ですね。当たり前だけど、ショートアイアンも飛ぶから気を付けないと。
設楽
僕はアイアンには割と自信があるんですが、グローレのアイアンはメチャクチャ楽ですね。想像よりもずっと楽でした。
上杉
ただ、こんなに簡単なクラブで覚えると、ゴルフはこんなものだと思っちゃうからよくないですよ。
小林
さすがアスリートゴルファー! 気持ちはわかりますが、私は安定したスコアを出すためには簡単なクラブがいいです。設楽さんはどうですか?
設楽
そりゃ楽なほうがいいに決まってます!
撮影協力/紫カントリークラブ すみれコース
設楽洋 [Yo Shitara]
したら・よう/1951年東京都生まれ。電通勤務を経て1976年原宿にセレクトショップ「ビームス」をオープン。現在は国内外に100店舗を展開。2011年春からゴルフブランド「ビームス ゴルフ」もスタートした。
上杉隆 [Takashi Uesugi]
うえすぎ・たかし/1968年福岡県生まれ。NHK取材記者、衆議院公設秘書、ニューヨークタイムズ記者を経てフリージャーナリストに。現在は自由報道協会代表として、日本のメディアの適正化に取り組んでいる。
小林一人 [Kazuto Kobayashi]
こばやし・かずと/1966年神奈川県生まれ。電通勤務を経て1994年ゴルフトゥデイ編集長に。2011年1月よりゴーゴル編集長に就任。
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