たかみな卒業式に2万8000人!今後はソロへ「努力は報われると証明してみせます」
AKB48の高橋みなみ(24)が27日、横浜スタジアムで卒業コンサートを行った。全31曲でセンターポジションを務めた高橋は1曲目から号泣。現役のほか、OBの前田敦子(24)、大島優子(27)ら253人のメンバーに見守られ、「努力は必ず報われると、必ず証明してみせます。これがAKBに私ができる恩返し」と宣言した。
デビューからの10年間を振り返る映像がスクリーンに映し出され、セレモニーは始まった。目を真っ赤にした高橋は涙を必死にこらえ、約2万8000人の観客を見渡した。
「努力は必ず報われると、必ず人生をもって証明します。それがAKBにできる私の恩返しです」と宣言。幼い頃から夢だったソロ歌手として成功することを約束した。花道ではメンバー一人ひとりと言葉を交わしながらステージ中央へ進み、同期の小嶋陽菜(27)、峯岸みなみ(23)とは、ゆっくりと時間をかけて抱き合った。
オープニングから豪華2ショットが実現した。スタンバイする高橋に後方から「たかみな!」と呼びかけ、同期の前田敦子が登場。親友の顔を見つけると早くも高橋の涙腺が決壊した。続けて大島優子、篠田麻里子(30)、板野友美(24)ら往年の主力メンバー「神7」が次々と集結。ハマスタは大歓声に包まれた。
幼い頃、母が好きだった中森明菜に憧れて歌手を志した。何度もオーディションに落選し、「ラストチャンス」と挑んだのがAKB48だった。デビュー当初は東京・秋葉原のAKB48劇場に観客が数えるほどしかいない時もあった。だが、どんな困難があっても「AKBのたかみな」でいることに誇りを持ち、青春のすべてをAKBにささげた。
公演後の囲み取材では、恋愛解禁にも触れた。AKB加入前の中学時代に1週間だけ付き合った彼がいたことを明かすと「30歳までには結婚したい。四捨五入したら30なので、焦ってます。スピード婚? いや、何人か付き合いて~」と笑わせた。4月8日のAKB48劇場での卒業公演を最後にソロ歌手に転身する。「まだやってみたいことがたくさんある。自分を試してみたい。だから、10年を振り返るのは、今日で終わりにしようと思います。前に進もうと思います」。国民的グループの支柱という大きな重圧から解放され、再び自分の夢を追いかける。
◆高橋 みなみ(たかはし・みなみ)1991年4月8日、東京都生まれ。24歳。2005年にAKB48の初期メンバーに選ばれ、活動スタート。09年にチームAのキャプテンとなり、12年に総監督に就任。13年に「Jane Doe」でソロ歌手デビューした。14年12月に卒業を発表し、次期総監督に横山由依を指名。総選挙は第1回から5→6→7→6→8→9→4位。身長148.5センチ。血液型AB。
AKB48