ES細胞持ち出し 容疑者特定せず捜査終結
STAP細胞の問題で、理化学研究所の研究室から万能細胞の「ES細胞」が何者かによって持ち出された疑いがあるとして、研究者の男性が告発していたことについて、警察は、容疑者を特定しないまま捜査の結果をまとめた書類を検察庁に送りました。これによって捜査は事実上終結することになりました。
理化学研究所はおととし12月、小保方晴子元研究員などがSTAP細胞だとしていたものは、実際には別の万能細胞のES細胞だったとしたうえで、誰が混入したか特定できないとする調査結果を公表しました。
これに関連して理化学研究所に勤めていた研究者の男性が、ES細胞が保管されていた研究室から無断で持ち出された疑いがあり、窃盗にあたるとして、容疑者を特定しないで警察に告発していました。
警察は、関係者から事情を聴くなど捜査していましたが、容疑者を特定しないまま28日捜査の結果をまとめた書類を検察庁に送りました。これによって捜査は事実上終結することになりました。
小保方元研究員の弁護士は「直接コメントする立場にないが、騒がれること自体がふに落ちない。本人は淡々とこの結果を聞いていた」などと話しています。告発した研究者の男性は「容疑者を特定できなかったことは残念だ」とコメントしています。また、理化学研究所は「研究所としてコメントする立場にはないと考えております」と話しています。
これに関連して理化学研究所に勤めていた研究者の男性が、ES細胞が保管されていた研究室から無断で持ち出された疑いがあり、窃盗にあたるとして、容疑者を特定しないで警察に告発していました。
警察は、関係者から事情を聴くなど捜査していましたが、容疑者を特定しないまま28日捜査の結果をまとめた書類を検察庁に送りました。これによって捜査は事実上終結することになりました。
小保方元研究員の弁護士は「直接コメントする立場にないが、騒がれること自体がふに落ちない。本人は淡々とこの結果を聞いていた」などと話しています。告発した研究者の男性は「容疑者を特定できなかったことは残念だ」とコメントしています。また、理化学研究所は「研究所としてコメントする立場にはないと考えております」と話しています。