パキスタン・ラホールの公園で爆発、69人死亡と
- 2016年03月28日
パキスタン当局によると、東部ラホールの公園で27日夜、爆発があり、少なくとも69人が死亡し、多数が負傷した。公園には家族連れが多く、イースター(復活祭)を祝う人たちもいた。被害者の多くは女性や子供だという。
警察はBBCに対して、自爆攻撃のようだと話した。パキスタンのタリバン系組織ジャマート・ウル・アフラルは、「イースターを祝っていたキリスト教徒たちを攻撃した」と地元紙に明らかにした。
パキスタンの大統領は攻撃を非難し、地元政府は3日間の服喪を発表した。ラホール市幹部によると、負傷者は193人。
爆発はグルシャン・エ・イクバル公園の入り口付近で起きた様子。車が多く駐車している場所で、ぶらんこ乗り場に近い。
目撃者によると、現場は逃げ惑う人や親とはぐれた子供たちで、混乱状態となった。
別の男性はパキスタンのジオ・テレビに対して、妻や子供2人と遊具乗り場に向かっていたところで大きな爆発音が聞こえ、家族4人ともその勢いで地面に倒れたと話した。
公園に散歩に出かけたという地元住民のハサン・イムランさん(30)はロイター通信に対して、「爆発の炎は木々のてっぺんより高く燃えて、何人もの人が吹き飛ばされるのを見た」と話した。
ラホールはパキスタン最大で最も裕福なパンジャブ州の州都で、シャリフ首相の支持基盤。
パキスタンでは、タリバン関連の暴力や宗教宗派間のあつれき、犯罪組織などによる被害が相次いでいる。
一方で首都イスラマバードでは、5年前にパンジャブ州知事を殺害した罪で先月絞首刑になった銃撃犯の支持者たちが、死刑執行に抗議してデモ行進し、警察が催涙弾を発射した。殺害されたパンジャブ州知事は、背教罪で有罪となったキリスト教徒女性を擁護。その知事を殺害した銃撃犯は、一部の市民に宗教的英雄と称えられている。