こんにちは!市場大好き料理研究家の河瀬璃菜です。
職業柄、いろんな美味しい食材が所狭しと並んでいる市場にいくと胸が躍ります。旅行に行くとまず市場に寄りたくなる市場っこの私ですが、今日ご紹介するのは東京の胃袋を支える「築地市場」。
以前も、築地のこんな記事やこんな記事を作りましたが、今回は「築地食べ歩きグルメ」というお題でがっつり取材してまいりました。
2016年の11月に移転ということで、だんだんとその時が近づいています。移転する前に築地に行ってみたい!という方のために、今日は食べ歩いて楽しい築地グルメをご紹介いたします。
- 1. 玉ねぎ×ベーコンの最高な組み合わせ!「佃権の千代田」¥260
- 2. 築地と言ったらこれでしょう!!!「丸武の卵焼き」¥100
- 3. 築地の美味すぎるカレー!「東印度咖喱商会のまぐろカツカレー」¥1,250
- 4. 肉汁したたるジューシーな「幸軒のしゅうまい」¥150
- 5. ぷりっぷりの海のミルクを堪能できる「斎藤水産の生牡蠣」¥400
- 7. コーンの甘味の爆弾「味の浜藤のもろこし揚げ」¥320
- 7. マジで何本でも食べられる。「築地うなぎ食堂のうなぎ串」¥200
- 8. あの松坂牛を使ったお肉屋さんのメンチカツ!「吉澤商店の松坂牛メンチカツ」¥350
- 9. 大ぶりのいちご、はみ出ちゃってます!「そらつきのいちご大福」¥300
- 10. たい焼きならぬまぐろ焼き!?「さのきやの本まぐろ」¥200
- おまけ「次回は絶対に食べる」
1. 玉ねぎ×ベーコンの最高な組み合わせ!「佃権の千代田」¥260
築地に到着して、晴海通り沿いを歩いてほどなくの場所に位置する佃権。江戸時代より作られてきた絶品のかまぼこやはんぺんをいただけるお店です。
ここで食べ歩いて欲しいのが「千代田」。聞いたこともない料理名ですが、練り物にたっぷりと玉ねぎを入れベーコンを巻いたものを揚げています。
ゴロリと大きな千代田をがぶりとかぶりつくと、玉ねぎのシャキシャキとした食感にベーコンの食欲をそそる香りを楽しめます。
食べ応え抜群なので2人で1つでちょうどいいかもです。練り物屋さんですので今晩のおでんのタネを購入して帰るのもオススメです。
店名:築地佃権市場橋工房
住所:東京都中央区築地4-9-11
電話:03-3546-6871
2. 築地と言ったらこれでしょう!!!「丸武の卵焼き」¥100
大正末期創業の老舗卵焼き店丸武。テリー伊藤さんのご実家としても知られています。
素材の旨みとこだわりのだし汁をたっぷりいれた厚焼きの卵焼き。
1つ100円の値段も嬉しいですね!口に頬張ると優しい卵の味とじゅんわりと甘めのお出汁がしみ出してきます。ジューシーすぎる卵焼き!
ふんわりと口の中でとろけます。串に刺さっているので食べ歩きにもぴったりです。
店名:丸武
住所:東京都中央区築地4-10-10
電話:03-3542-1919
3. 築地の美味すぎるカレー!「東印度咖喱商会のまぐろカツカレー」¥1,250
築地=魚のイメージを払拭するくらいの激ウマカレーが食べられるのが、東印度咖喱商会。
食べ歩きができるまぐろカツも売ってますが、ここのカレーは食べないと損をする旨さなので少しブレイク!
さらっとしたスパイシーで濃厚芳醇なルーにどーん!とまぐろカツがのっています。スパイシーなのに甘みと旨みのバランスが抜群なルー、は驚くほどぺろりと食べられてしまいます。
サクサクのまぐろカツも最高!ただ通常盛りでごはんが割と多めなので、ごはんを少なめにすることをオススメします。
おばんざいも食べ放題!この日は鯖のスパゲティーにナスとひき肉炒め。これだけで満足できそうなくらいサービス精神が詰まってます。ちなみにルーもお代わり自由です。店主のやさしい気遣いがこれまた憎い素敵なお店ですよ!
店名:東印度咖喱商会 築地場外店
住所:東京都中央区築地4-10-7 夕月ビル2F
電話:03-3545-5108
URL:http://r.gnavi.co.jp/dyukkx5k0000/
4. 肉汁したたるジューシーな「幸軒のしゅうまい」¥150
東印度咖喱商会を出たらすぐ目の前にあるのが幸軒。こちらでは激ウマなジューシーしゅうまいを食べ歩き!
お肉がぎっしり詰まったしゅうまいは食べ応え抜群。旨みと甘味がギュギュっと濃縮されていて、口の中に入れた瞬間天国気分です。
からしと醤油、もしくはウスターソースをつけていただきます。奥は中華屋さんになっており、中でラーメンやチャーシューなど美味しい中華をいただくこともできますよ。
店名:幸軒
住所:東京都中央区築地4-10-8
電話:03-3545-5602
URL:http://r.gnavi.co.jp/msux0k9j0000/
5. ぷりっぷりの海のミルクを堪能できる「斎藤水産の生牡蠣」¥400
築地と言えばやはり海鮮でしょう!こちらの斎藤水産では新鮮剥きたてのぷりっぷりの生牡蠣を堪能できます。産地や大きさによって値段が違いますが、一番安い400円の牡蠣でも手のひらサイズ、この大きさ!
美しい~~!これぞまさにとぅるんとぅるんです。雑味がなくスッキリとしているのになおかつ濃厚クリーミー。何個でもいただけそう。その辺のオイスターバーに行くくらいならビールを飲みながらここで牡蠣をつまむ方が正解です。
牡蠣の他にもえびやホタテ、うになども食べ歩きできますのでぜひ食べてみてくださいね。
店名:斎藤水産
住所:東京都中央区築地4-10-5
電話:03-3541-2314
7. コーンの甘味の爆弾「味の浜藤のもろこし揚げ」¥320
メンチカツやいかしゅうまいなど美味しい食べ歩き惣菜が多く並ぶ味の浜藤で食べたいのがもろこし揚げ。魚のすり身にとうもろこしがぎっしりと練りこまれています。
もうね、めちゃめちゃビールが進みます。
シャキシャキの歯ごたえとあま~いとうもろこしの粒。
飲まずにはいられない!美味しい魚の西京漬や焼き魚の定食をいただける浜藤の店舗も都内にいくつかありますよ。私はよく渋谷のマークシティ店へ行きます。
店名:味の浜藤 築地本店
住所:東京都中央区築地4-11-5
TEL:03-3542-2273
7. マジで何本でも食べられる。「築地うなぎ食堂のうなぎ串」¥200
うなぎってお高いイメージあるじゃないですか……? しかしこちら築地うなぎ食堂のうなぎ串は200円です。
小さめにはなりますが、ふわふわの身は口に入れた瞬間とろけます。あまから~いタレが先ほど買ったビールに最高に合うんです。何本でも入りますね。
店内ではうな重やうな丼などもリーズナブルにいただけます。胃袋に自信がある方は、うなぎが6枚ものったギガうな重¥1,500を食べてみてもいいですね!
店名:築地にっしん太助 築地うなぎ食堂
住所:東京都中央区築地4-13-18 築地場外市場内
電話:03-3248-1291
URL:http://r.gnavi.co.jp/4x4ff9g80000/
8. あの松坂牛を使ったお肉屋さんのメンチカツ!「吉澤商店の松坂牛メンチカツ」¥350
お肉屋さんのお惣菜ってなんであんなに美味しいのでしょうね。こちらの吉澤商店はお肉屋さんならではの食べ歩きグルメをいただけます。その中でも食べたいのがあの高級和牛松坂牛を使用したメンチカツ。
サクサクの衣をかじるとお肉がしっかりと詰まっています。むしろこれお肉そのまま食べてる?ってくらいの肉感です。
松坂牛の脂の甘味に悶絶します。ずっと噛んでいたい。飲み込みたくない!そんなメンチカツに出会ったのは初めてです。
店名:吉澤商店
住所:東京都中央区築地4丁目13-15
電話:03-3541-4656
9. 大ぶりのいちご、はみ出ちゃってます!「そらつきのいちご大福」¥300
いちご大福って普通、中にいちご入ってたような気がしますが気のせいでしょうか。大きないちごが堂々と鎮座するもちもちいちご大福をそらつきではいただけます。
酸味と甘味のバランスが抜群ないちごに、もちっとした生地とあんこの組み合わせが最高です。
そのほかの大福も苺ヨーグルト、わさびクリーム、濃厚カスタードにずんだなどなどバラエティに富んだ大福が並びます。お土産にも喜ばれること間違いなしです。
店名:築地そらつき
住所:東京都中央区築地4-11-10
TEL:03-6264-1763
10. たい焼きならぬまぐろ焼き!?「さのきやの本まぐろ」¥200
看板に本マグロ、中とろなどの文字が並んでいたのでまぐろ屋さんかと思いきや、甘味どころ!
たい焼きも築地ではまぐろとなるのですね。焼きたてを作ってくださるのも嬉しい。
薄めでパリッとした皮かな?と思いきや外と中の皮の様子の違いに驚きます。外はパリパリ中はもっちり。不思議な食感です!
中のあんこは上品でしつこさは全くありません。ちなみに中とろは小倉あんにあんずが入っているようですよ!
店名:築地さのきや
住所:東京都中央区築地4-11-9 築地市場場外
電話:03-3543-3331
おまけ「次回は絶対に食べる」
次は絶対に食べたいと思ったもの、うに虎喰のウニのせほたて串。うに虎喰はウニの専門店で、いろんな産地のウニの食べ比べ握りやうに食べ比べ丼などが楽しめます。次は絶対に食べる。次は絶対に食べる。
店名:うに虎喰
住所:東京都中央区 築地4-10-14 加藤市場 1F
電話:03-6324-4237
URL:http://r.gnavi.co.jp/2m2er4fk0000/
こちらは築地と言ったらまぐろ!ということでお土産に購入した築地喜代村の中とろ。¥1,800
喜代村と言えばすしざんまいで有名ですよね!まぐろにこだわる喜代村だからこその美味しいまぐろ。脂身と赤みの割合がちょうどよく抜群でした。こちらもぜひお土産に購入したいですね。
店名:つきじ喜代村
住所:東京都中央区築地4-11-9
電話:03-3541-1117
URL:http://r.gnavi.co.jp/fxpcgh1d0000/
築地といえば海鮮丼やお寿司というイメージが強いかと思いますがバラエティに富んだ食べ歩きも楽しいですよ。
ちなみに築地で定番のお店を集めた記事はこちら!
穴場店を集めた記事はこちらです!
移転する前にいそげ~~~~~!
著者プロフィール
りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。フードクリエイティブファクトリー所属
料理好きな母のもとで育ち、食に携わる仕事に就きたいという思いを自然と持つようになりました。両親が共働きで常に忙しくしていましたが、食卓を囲み食事を一緒に食べることで自然と会話が生まれ、どんなに忙しくてもコミュニケーションを大切にすることができました。そんな経験から、食卓でのコミュニケーションは大変重要で気づきの多いものだと私は思っています。「食を通して大切な人との暮らしをもっと楽しく」という意図に基づき、レシピ開発や料理教室講師、イベント企画運営、メディア出演、コラム執筆、執筆プロデュースなど、食に関わる様々な活動をさせていただいています。
2014年7月よりフードクリエイティブファクトリーの執筆プロデューサーに就任し、月間40本の記事をプロデュースしています。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」
Blog:http://foodcreativefactory.com/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508