田舎から上京してみると、東京でも虫をよく見かけるのが意外でした。
田舎ではあまり見た事のなかった、スズメバチやアシナガバチやクマバチが町なかをブンブンブンしているのは恐怖です。
自転車通勤の時に、何度も追いかけられました…。
田舎だとそういう大きなハチは野山にいて、町の方には来ないのです。
また、あのGも東北の田舎では見た事がありませんでした。
上京してからの寮生活で初めて見たのですが、心臓が止まりそうになりました。
この頃は温暖化のせいか、住宅環境が良くなり1年中快適なせいか解りませんが、実家でもGが出るのですって。
おー嫌だ嫌だ。
そしてアリやクモなど田舎にいるやつは、サイズが異様にでかいです。
里山で遊ぶ時には、アリに噛みつかれないように、クモの巣に触らないようにしなければなりません。
ジョロウグモなどは本当に気持ち悪くて、なのにジョロウグモが巣にかかったバッタや蝶を襲う様子をゾクゾクしながらずーっと眺めていたりしました(暗)。
虫が大嫌いですが、かつては仲良しだった虫もいました。
女子に一番人気だった虫はこちら。
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バッタと違って、どこからか飛んできて胸にとまったりすると、赤いブローチのように可愛くて他の子に見せびらかしていました。
それが羨ましくて、どこかにいないか探してもなかなか見つからないのです。
見つかったとしても、七星ではなく点々がいっぱいだったり、二星だったり。
黒い二星などは「毒テントウ」と言って、忌み嫌われていました。
今思えば、とんだ濡れ衣ですね。益虫なのに。
なかなか見かけないテントウムシと違って、子供と友達だったお馴染みの虫といえば
オテラノコボウズです。
これは、外遊びをしている時に本当によく飛んで来て、見つけると遊びそっちのけで皆で追いかけました。
両手で簡単に捕らえる事が出来て、しばらくもてあそんだ後に空に放ちます。
その時「あーした天気にしておくれ」と言ってから放つのです。
オテラノコボウズが元気に飛んで行けば、明日は晴れ。
そうでなければ曇りか雨なのでした。
小2の時の作文の時間。
「昨日は、オテラノコボウズをとって遊びました。
オテラノコボウズが元気よく空に飛んで行ったので
今日は本当に良い天気になりました。」
という内容の作文を書いて出しました。
すると、後日その作文には
「オテラノコボウズって何ですか?」とだけ、朱書きされて返ってきました。
私は
(おらーまー。先生な-のに、オテラノコボウズも知らねんだーべーが?)
と呆れたのでした。
他所から赴任して来た、若い女の先生でした。
オテラノコボウズが本当はツマグロヨコバイという名前である事を知ったのは、高校生になってからでした。
しかもコイツ稲の害虫なのに、友達って…
えーっ?皆さんはバナナムシって言うんですか?
お寺の小坊主に見えなくもないこの虫を、オテラノコボウズと呼んでいたのは私達だけだったのかどうか気になって、調べてみました(暇)
すると、お寺の小坊主と、天気を占う放ち方を書いていた人のブログを見つけました。
岩手県に住む、画家の方のブログでした。
もう何年も更新されていないのと、詳しいプロフィールが無くて、岩手の内陸なのか沿岸なのかも解りません。
オテラノコボウズって、岩手限定の呼び方だったのかな?