「31日付で退職」 大阪市教委が発表
大阪市立中学校の男性校長(61)が2月末の全校集会で「女性にとって最も大切なことは子どもを2人以上産むこと」と発言するなどした問題で、大阪市教委は28日、校長が31日付で退職すると発表した。
市教委によると、校長は昨年度末で定年退職し、1年契約で再任用されていた。来年度も更新を希望していたが、問題発覚後の今月18日、「学校や地域に迷惑をかけた」として市教委に辞退を申し出たという。市教委は懲戒処分も検討したが、「処分の基準には達していない」として見送り、口頭で反省を促すにとどめた。【大久保昂】