夏の大敵、それは…
もう桜も咲き始め、夏に向けて暑くなり始める今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。
夏になると、当然暑いのだが、それに加えて二次災害が発生することがある。
蚊? ノンノン。
湿気? ノンノン。
洗濯物の生乾き? 惜しい。でもノンノン。
答えは、臭い!
そう、自分の住んでいるアパートはLDKである為に、夏になるとキッチンのゴミ箱から生ごみの臭いが直接生活空間の方に漂ってくるのである。
今年の夏は猛暑という予報は出ていないが、それでも30度を超える日は何日もあるだろう。そうなると、家に帰ってくるたびに、生ごみの匂いが部屋に漂っていて、たまったものではないのだ。
消臭スプレーとか、粉状の消臭剤とか、活性炭とか色々対策はしてみたのだが、焼け石に水とはまさにこの事で、殆ど意味はなかった。というわけで、根本的な解決をするべく自分がとった行動は、ゴミ箱をかえることだった。
そう、昔の人はよく言ったものだ。臭いものには蓋。
これだ、これしかない!
駄洒落が不安を誘うお高いゴミ箱を買う…!
で、いろいろネットをさまよって見つけたのがこれ。
ペダル無臭と書いて、「ペダルムッシュ」…
…なんだか頭悪そうな名前である。だが、このゴミ箱、並のゴミ箱とはわけが違うのだ。
最大の特徴は、フタが二重構造になっていて、共にパッキンが付いているので、ピッタリ密着する事だ。このお陰で臭いが外に漏れないのだ。あと、蓋自体に結構な重さがあるので、それがパッキンと相まって完全密閉状態を作り出す。
理屈は解るのだが、本当に臭いが漏れないのかどうか、正直使ってみるまでは不安だった。でも、実際にゴミを入れて次の日に恐る恐るリビングに来てみると、全然臭わない!看板に偽りなしとはまさにこの事。さすがです、ムッシュ。
あまりにも優秀すぎるので、もうひとつ購入し、子供のオムツ入れとして使うためにベランダに置いている。
初夏の時期はまだエアコンを使うほど暑くないので、休みの日などは窓を開けていたりするのだが、別になんの匂いもしない。日中の熱気でムンムンになったとしても、ベランダからオムツの匂いが漂ってきたりはしないのだ。まさに完全シャットアウト状態である。
殆ど不満はないのだが、強いて言えば価格がゴミ箱にしては少々高いって事くらいだろうか。でも、快適な生活には代えられない。
ちなみに、このペダルムッシュには別モデルとして、籐素材で周りが覆われた籐無臭(トウムッシュ)という物も存在する。とことん駄洒落である。
たしかに、約9000円弱という価格は「ゴミ箱」としては高いかもしれない。だが、ウチはその代わりに手に入れた快適な生活空間だけで、十分に元を取ったつもりである。
なにはともあれ、このムッシュシリーズは、真夏の生ごみの臭いに悩まされている人がいるのであれば、マジでお勧めである。
と言うわけで、人類最強ゴミ箱「ペダルムッシュ」のレビューでした。