民進党結党大会で岡田代表「シン…シントウ、民進党を…」
2016年3月27日17時18分 スポーツ報知
民主党と維新の党の合流による新党「民進党」の結党大会が27日、都内のホテルで行われた。同党の初代代表となったの岡田克也・元民主党代表(62)が、新党の名前をいきなり言い間違えるハプニングがあった。
新代表に選出され、拍手の中を登壇し「今日は歴史的な日です。日本の将来は、我々にかかっています」と勢いよく話し始めた岡田氏。場内がざわついたのは、その後の言葉だった。
「『自由・共生・未来への責任』の3つの言葉を結党の理念として、覚悟を持ってシン…シントウ、民進党をスタートさせましょう」とあいさつ。「新党・民進党」と聞いた人もいたようだったが、明らかに「シン」が一つ多かった。
岡田氏の間違いに気付いた参加者からは笑いが漏れ、岡田氏も壇上で気まずい表情をしながらも、その後6分弱、所信表明を行った。さらに、新役員の紹介では、政調会長に選ばれた山尾志桜里衆院議員(41)の名前を呼び忘れるミスも。「一番、大事な人を忘れていました」と恐縮した。
大会後に会見した岡田氏は冒頭に「珍しく、2つも失敗してしまって…」と照れ笑い。実は、岡田氏の前には議長に選ばれた坂本祐之輔衆院議員(61)が「民主党」と間違える場面があり「(それを聞いて)『民主党と言わないようにしよう』と思っていたら、『新進党』と、ずいぶん昔の党名になってしまいました」と“釈明”した。また、山尾氏の件については「小さい字で書かれていたので。ご愛嬌(あいきょう)です」と話し、その後に「彼女は間違いなく将来のリーダー候補の一人」と持ち上げた。
新党について「国民と共に進む党、これが民進党。政権交代のラストチャンスと思って、政治の流れを変えたい」と力強く語った岡田代表。だが、締まらないスタートとなってしまった。