子供が生まれ、外に連れ出せるようになってから、色々な方に声をかけてもらうことが増えました。
<以前の記事>
そんなとき、妻が声をかけられたときに返答に困るフレーズがあるそうです。
妻が返答に困る質問「育児大変でしょう!?」
それは「育児大変でしょう?」というお声がけ。
おそらく、すでに育児を経験された方が、労をねぎらってよくかけてくれるフレーズだと思うのですが、まじめな妻は少し考え込んでしまってなんて返していいのか困ってしまうようです。
妻「ロクを連れて歩くようになってから、よく声をかけてもらうようになったんだけど、"子育て大変でしょう"と言われると、実際に泣くし寝てくれないし大変だけど、それ以上に良いこと沢山あるからなんて返していいかわからないんだよね。当たり障りなく"大変だけど楽しいですよ"と返すんだけど、なんかね~」
とのこと。
不安だからネガティブな質問が増える?
息子が生まれてから、生活は基本的に息子中心に変わり、お風呂に入る時間も晩御飯の時間もすべて息子の授乳&お休みスケジュールに合わせるようになりました。
妻は授乳のたびに起きる必要があるので睡眠時間はもちろん減りますし、泣き止まないとき、寝てくれないとき、大変な瞬間は0歳児と言えどもたくさんあります。
今後もう少し月齢が進み、一人で移動するようになるとより目が離せなくなり大変とのことですが、それでも子供が生まれる前に比べるとやはり幾分か大変です。
でも、それ以上に本当に大きな変化が僕たち夫婦のみならず、僕たちの両親や祖父母、そして親戚までにも起こっており、「子供が生まれる」という事は、若い時に漠然と想像していたものを遥かに超えた影響力を持つものだと気付き始めました。
そりゃもう一言で答えられるようなものでもないですので、
妻のように毎回のねぎらいの声掛けにまじめに考えていては大変なのですが、妻がこう考える理由もすごくわかります。
それは、以前、出産を控えた夫婦や結婚前の友人たちに聞かれた時の事。
「出産って痛い!?」
「子供産まれると寝れないんでしょ!?授乳は何時間おきなの!?」
などの質問が会話で出た時に、
「実際は出産は痛いけど、痛いというと余計身構えちゃうかな? それとも最初に"痛い"と聞いてると、実際はそれほどでもないと逆に思えるかな」とか「2,3時間おきに起きなきゃいけないけど、辛いだけじゃないしな」と僕に相談してきたりしていました。
友人たちも出産を控えて不安が色々あるのでしょう、心配事に対しての質問が多かったんですが、
どうやら妻は「育児/出産=大変」という印象を強く与えたくなかったようなのです。
大変なのは事実なのですが、それによって生む前よりも不幸になったかと言えばそうではなく、もう妻は毎日超幸せそうです。(ついでに僕も超幸せです。)
「細かいことはもうどうでもいい!3人で美味しいご飯食べて笑ってられたらそれでいい。もしお金が必要なら何でもやる。内容にこだわりはない」とまで言ってます。
ですので「育児大変でしょ?」と聞かれたとしても、すんなり「はい大変です」と答えたくない気持ちがすごくわかります。
先日「パパッとパパさん(id:Pikky)」のブログで、おススメ育児ブログの一つとしてご紹介していただきました(Pikkyさんありがとうございます!!!)。
僕も紹介されていた育児ブログはほとんど読ませていただいているのですが、みな大変そうにしながらもとても幸せそうなのです。
お子さんたちのドタバタ劇も実際は大変なのでしょうが幸せなのが伝わってきます。
(まぁ、記事にできないような惨劇はわざわざ書かないと思うので当たり前なのかもしれませんが)
理由は「言霊」!? 言葉の力を信じ大事にしているから
もちろん「育児大変でしょう?」と声をかけて下さる方々が、すごく心配して言ってくれているのでもなく、まじめな回答を期待されてるわけではないことは承知しているのです。
しかし、大変ではないと言うと嘘になるけど、そこまで苦にはせず幸せの方が大きいと思っている妻にとって、ここで「大変ですよ」と答えると、妻自身が「息子の育児で苦労している」と認めてしまう事になるように感じてしまいます。
人一倍「言霊(ことだま)」というのを大事にする妻は、ネガティブなことをあまり言いません。「大変」と口に出すと本当に大変だと感じてしまうし「大丈夫」と口に出すと大丈夫だと思えると考えています。
僕の提案する返答案
僕は思いました。
次からそう聞かれたら
「大変さは倍になりましたが、幸せは100倍になりました」
と答えたらいいんじゃない?
今のところ、僕の実感としてはまさにこんな感じです。
前述したとおり、月齢が進み大変さが数十倍のレベルになるのかもしれませんが。
それでも幸せを上回るほどの大変さは間違いなく来ないと僕は自信を持って言えます。
ちょっとした声掛けのことだったのですが、ポジティブでまじめな妻らしい悩みでした。