卒業シーズンを迎え、スマートフォン向けフリーマーケットアプリで、女子中高生の制服が大量に出回っている。中にはスクール水着やリコーダーの出品も見受けられ、マニアとおぼしき男性が購入する様子がうかがえる。かつて社会問題化したブルセラショップが下火になって以降、未成年の下着の売買はインターネットを通じてのことが多い。中高生に爆発的な人気を誇っているフリマアプリが、新たな“取引の場”となりかねず、関係者は警戒を強めている。
「私が3年間使用していたので使用感あります」「希望であればニーハイもお付けするので」
こんな文章とともにフリマアプリに出品されていたのは「大阪の某学校のセーラー服」。リボン、スカートとセットで10万円を超える。アプリでは出品者と購入者がコメントを交わすことができる。別の制服セットでは購入者から、「着画お願いしたいです」とのコメントがあった。
「着画」は商品を着用した際の画像。ミニスカートをはいた女子高生らしき人物の顔から下を写した画像が投稿されていく。着画があった方が、早く高く売れる傾向にありそうだ。制服は高校名を挙げて販売されているものも多い。
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