2年前に中学1年生だった女子中学生を誘拐した罪で指名手配された寺内樺風(てらうち かぶ)容疑者（23才）が、静岡県伊東市で逮捕されました。寺内樺風容疑者はなぜかケガを負っていました。職業は不詳だということです。

ニュースでは寺内樺風容疑者のFacebookの画像や、経歴プロフィールにも少し触れられていますが、詳しくみていき人物像に迫ってみます。大学は国立千葉大学だったようですが、何があったのでしょうか。また、実家は防犯グッズ会社であるとネットで特定されています。
　
　

寺内樺風　Facebook経歴・プロフィール

Facebook経歴・プロフィール
・名前：寺内樺風(てらうち かぶ)
・勤務先：航空パイロット
・出身校: 国立千葉大学
・千葉県千葉市在住

確認できる投稿は
・2013年7月9日：セスナをバックに撮った写真
・2013年7月9日：飛行機から撮影した夜景
・2013年7月16日：アメリカのリードヒルビュー空港で
　戦闘機や飛行機の写真を撮影
　戦闘機の操縦席に女性と並んで座って記念撮影も
・2013年7月16日：チェコスロバキアで
　飛行機の操縦をした模様
これだけです。これ以降は投稿がありません。当時は21才頃で大学在学中か卒業後だと思います。半年後の翌2014年3月に女子中学生を誘拐しています。

住所が「千葉県千葉市在住」ですが現在は東京都中野区です。千葉大学が千葉市にあるので通学の関係で千葉市だったのでしょうね。

身長や体形は指名手配時の情報でわかっています。
・身長170cm
・痩せている
・黒い眼鏡
・黒いコート
・緑色のズボン

寺内樺風　実家

警察は指名手配したときに、中野区の寺内樺風容疑者のアパートを家宅捜査するとともに、大阪府池田市の実家にも捜査員を送っています。

この情報をもとに2chで実家が特定作業が行われました。
それによると、大阪府池田市にある、寺内さんという人が経営する防犯グッズの会社が、寺内樺風容疑者の実家である可能性が高いです。

この会社は防犯グッズの通販サイトも運営しているのですが、現在はメンテナンス中になっているので、余計に怪しまれています。

カギでつながる？

女子中学生は部屋の外からカギをかけられて監禁されていました。実家は防犯グッズとしてカギ関連の商品も扱っているので、これらのグッズを利用して、女子中学生の部屋にカギをかけたとも考えられます。これも、大阪府池田市の防犯グッズの会社が実家だと思われる理由です。

寺内樺風　人物像

寺内樺風容疑者の知る男性によると「暗そうで無口な感じの人」だそうです。

偏見かもしれませんが、樺風（かぶ）という変わった名前を親につけられたことで、これまでの人生でいろいろあったのではないでしょうか。いじめられたこともあったかもしれません。変な名前が原因で、性格が暗くなり、一方で自由を求めて飛行機好きになったのかもしれません。

Facebookでは、Facebook友達のアジア系女性と戦闘機の操縦席で写真を撮っていますが、日本人の女性とは交際経験があったのでしょうか。もしかしたら学生時代に恋愛経験がなくそのまま大人になったことで、女子中学生を誘拐してしまったのかもしれません。

千葉大学卒業後、パイロットの仕事に就いたかもしれませんが、思うように人生が運ばなかったのかも。
　
　

誘拐された女子中学生　2年ぶりに保護

2014年3月。埼玉県朝霞市の当時中学1年生だった女子中学生（現在15才）は姿を消しました。

そして2年後、今年2016年3月27日、女子中学生は東京都中野区で無事に保護されました。

3月27日（日）昼の12：10頃、女子中学生は中野区のJR東中野駅構内の公衆電話から、埼玉県朝霞市の自宅に電話をかけました。今は公衆電話が少ないですから探しまわったでしょう。

電話に出たのは父親で、母親が昼の12：15頃に110番しました。

女子中学生も自分で110番通報して、駆け付けた警察官によって保護されました。服装はジャージー姿で、生徒手帳を持っていたので本人確認ができました。

その後夕方に埼玉県新座署で母親と2年ぶりの再会を果たし、2人とも泣いていました。そのあと自宅で父親にも再会しています。

2年前の誘拐「弁護士に会わせる」

2014年3月10日。女子中学生によると、自宅の近くで寺内樺風容疑者から「両親は離婚してしまうので弁護士に会わせる」と声を掛けられて、車に乗せられたそうです。女子中学生はケータイも財布も持たず、学校の制服姿でした。

その日、午後3：45頃、近所の人が女子中学生が男と話しているところを目撃していたのが最後でした。

娘からの手紙

当日夕方5時頃、仕事を終えた母親が帰宅すると、ポストに
「家も学校もちょっと休みたいです　しばらく友達の家です　さがさないで下さい」
というメモがありました。

数日後、今度は女子中学生の名前入りの手紙が、埼玉県上尾市内の3月15日の消印で届きました。手紙には
「元気で過ごしている　迷惑かけてごめんなさい」
などと書かれていました。

メモも手紙も、寺内樺風容疑者が女子中学生にきっと無理やり書かせたものでしょう。

寺内樺風のアパートから脱出

3月27日（日）寺内樺風容疑者は女子中学生に「秋葉原に出掛けてくる。夕方には帰る」と告げて外出しました。

女子中学生にとって幸いだったのは、いつもは外から部屋にカギをかけられていたのが、この日はカギをかけられなかったことです。女子中学生はこのチャンスを活かして、寺内樺風容疑者が不在中にアパートから逃げたのです。