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【芸能・社会】

史上初の全31曲センター たかみな、AKB卒業コンサート

2016年3月28日 紙面から

卒業コンサートで、白いドレスを着てファンの歓声に応えながら花道を歩くAKB48の高橋みなみ=横浜スタジアムで

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 AKB48グループが27日、横浜市の横浜スタジアムで、前総監督・高橋みなみ(24)の卒業コンサート「祝 高橋みなみ卒業“148.5cmが見た夢”in 横浜スタジアム」を開催した。前田敦子(24)や大島優子(27)らOGも登場。1曲目から号泣した高橋は、48グループ公演では史上初となる全31曲でセンターという“偉業”を披露した。高橋は自身の誕生日4月8日に、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行う。

 オープニングで大階段が開き、高橋が1人でステージに登場。だが、いきなり前田も現れ、高橋は早くも感涙。前田ももらい泣きしながら、前田の卒業コンサートで高橋と歌ったバラード「思い出のほとんど」を手をつないでデュエット。歌い終えるとガッチリと抱き合った。

 すると今度は大島が登場し、「たかみな、まだしんみりする時間じゃないよ!」と「ワンツースリーフォー」のカウントを絶叫。「ヘビーローテーション」が流れると、HKT48の指原莉乃(23)、SKE48の松井珠理奈(19)や、OGの篠田麻里子(30)、板野友美(24)も参加。“たかみな祭”は一気に最高潮に達した。

 高橋はアンコールでファン2万8000人にあいさつ。大粒の涙を流しながら、「私にはやってみたいことがたくさんある。(AKBの)10年を振り返るのは今日で終わりにしようと思います。前に進もうと思います。ここで約束させてください。私、高橋みなみは、努力は必ず報われると、卒業したこの先、必ず証明します。それがAKBにできる私の恩返しです」と力強く誓った。

 ラストソングは、高橋がセンターを務めた、06年発売のAKBのインディーズデビューシングル「桜の花びらたち」。曲の途中、高橋との別れを惜しんで涙する現役メンバーらを激励。現総監督・横山由依(23)にグループの未来を託した。

 歌い終えると、前田、大島ら歴代OGが待つ階段の最上段に駆け上った高橋。「卒業はゴールではなくスタート。10年間、本当にありがとうございました」と深々と頭を下げ、OGらとともにステージの奥に消えた。

◆横山「これから第2章」

 横山由依は高橋がステージ奥へ消えた後、決意表明。「AKB48の第1章が終わったんだということを感じました。自分の夢をかなえるために、AKB48の第2章、頑張っていきたい」

◆今秋ソロアルバム発売

 ライブ中盤には、高橋のファーストソロアルバム発売が今秋に決定したと発表された。高橋に楽曲を提供するのは岸谷香(49)、高見沢俊彦(61)、槇原敬之(46)ら。高橋は「ありがたいですよ。こうやってアルバム出していただけるなんて」と恐縮した。

 <高橋みなみ> 1991(平成3)年4月8日生まれ、東京都出身。2005年10月にAKB48のオープニングメンバーオーディションに合格、同12月にAKB48劇場でデビュー。12年8月にAKB48グループ初代総監督に就任し、昨年12月まで務めた。派生ユニット「ノースリーブス」でも活動。13年4月にシングル「Jane Doe」でソロデビュー。過去の総選挙順位は<5>→<6>→<7>→<6>→<8>→<9>→<4>位。

 

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