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みやちまん.com

ネットショップコンサルティングを展開する株式会社302代表ブログ

新卒は中小・ベンチャー企業に行くのが正解か、大企業に行くことが正解か?

コラム的な 起業 学生向け 働き方

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就職活動も本格スタート。
学生の方は、合同説明会や会社説明会、
SPI、エントリーシート、面接など、
対策に追われているかと思います。
この時期、バイトもなかなか入れなくなりますし、
交通費も使います。
精神的にも肉体的にも、金銭的にも辛くなる時期ですね。

会社選びのポイント

そこで悩むのが、どういう会社選びをするかという点。
とりあえず、大企業にエントリーしようという人も多いと思います。
特に、普通の学生であれば、世の中にどんな企業があるのか知りません。
なんとなく、CMや雑誌で有名だから、という理由で、
会社選択する人も多い。
あとは、先輩がいった会社、とか。
世の中にどんな業種があり、どんな仕組みで経済が回っているかわからなかったので、
僕の場合は最初業界研究の本など買って、
へー、この会社はこういう感じなんだ、と見まくっていました。
あとはググりまくったり。

そこで、どんな業種があるのか知り、
興味ありそうな分野を調べ、
そこの会社にエントリーする、という流れでした。
就活に失敗する人の例として、
大手ばかり受ける→落ちる→中小探す→間に合わない
という流れがあるので、
ある程度のヘッジは必要かと思います。

こういう時期になると、
学生は大企業に行くべきか?ベンチャーか?
という議論をよく見かけます。
その前に、まず大企業とベンチャーとで、
どのくらいメリット・デメリットがあるか整理します。

大企業のメリット・デメリット

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メリット

まずは、安定性です。
技術革新により、旧来のビジネスモデルがかなり
揺らいでいますが、ベンチャーよりもはるかに堅牢。
どうなるかわからない時代ですが、
確率論で言えば、ベンチャーのそれとは雲泥の差。

そして、福利厚生。
大きい会社ともなると、福利厚生がしっかりしており、
例えば、グループ系列のホテルやゴルフ場等の施設が安く使えたり、
旅行が格安で行けたりなど、
基本的な社会保険以外にも、かなり手厚いケースが多いです。

次に、ネームバリュー。
合コンなど行くとき、○○で働いていますといえば、
モテたりするときもあるでしょう。
独立後も、○○で働いてたというと、それだけで信頼されるケースもあります。
人は、やっぱ肩書や過去で見るんだなーと思います。
信頼がない時期においては、結構武器になったりします。

他には、大きなお金を動かせること。
大企業ともなると、一つ一つの案件がとてつもなく大きい。
なかなか任せたりはしてもらえず、
最初は歯車の1つにすぎないのがほとんどでしょうが、
どういう流れで経済が動いているのか、
どういった人員配置で人・企業が動いているのか、
外から見るのと中から見るのとでは大きく異なりますね。

最後に、研修制度の充実。
教育制度が整っていないベンチャーに比べ、
研修制度や留学が整備されている企業は多くあります。
給料をもらいながら学べる機会って、そうそうないんですよね。
普段出会えない人たちと出会う機会も多いと思います。

デメリット

ひとつは、時間がかかる。
企業にもよると思いますが、基本的に、
そこまで大きな決裁権はありません。
稟議を回すことも多いでしょうし、プロジェクトが上がるも、
承認に時間がかかることもしばしば。
しかも、それは自分のコントロールできる範囲をはるかに超えていることなので、
自分ではどうしようもできず、歯がゆい思いで見守る、
そういうことも多いことは確か。
また、早く成果をあげたい人にとっては、
かなりゆったりしており、出世も年齢が左右する側面も大きいです。

次に、環境。
メリットにあげられる環境は、
反面、それを求めない人にとってはデメリットになりえます。
つまり、早く成果を出したい、成長したい、
という人にとっては物足りない環境かもしれません。
皆が皆野心を持っていたり、ギラギラしてたりしてるわけではないので、
そういう人たちとのつながりの中で、
自然と自分もそこに染まってしまう、
そういうことも、可能性としてはありますよね。

最後に上下関係。
若い人が多いベンチャーに比べ、
大企業は年齢は老若男女さまざま。
たいてい平均年齢30後半~40代半ばなので、
ほんとに20代は下っ端です。
僕は基本的に、上下関係ってあまりすきじゃないので、
結構苦痛だったりするんです、これが。
体育系出身でもないですしね。

ベンチャー企業のメリット・デメリット

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メリット

ベンチャーのメリットは、なんといっても成長。
特にスタートアップは、毎日驚くスピードで進んでいるので、
もたもたしていたらついていくことができません。
自分も必死でついていくことで、
かなり成長することができます。
環境を言い訳にしてはいけませんが、
人は環境に左右される部分が多いのも確かです。
そういう環境に身をおくことは、自分の成長にとって、
相当大きなものになるはず。

次に、立ち上げを経験できること。
サービスやプロダクトの立ち上げからリリース、
そしてスケールまで、ひと通りの流れを体験することができます。
それは大企業では味わうことのできない、
貴重な体験となります。

そして、フラット。
ベンチャーは、ただでさえ人材は集まりません。
名もない会社に、人なんか集まりません。
そのため、制度に力を入れたり、
見せ方を工夫したりして、人が集まるようにしています。
それを味わうこともメリットですが、
集まっている人も、刺激になるようなメンバーが多いし、
人間関係もフラットである場合が多いです。
そういう雰囲気が好きな人にとっては、
最高の職場であると思います。

デメリット

上のメリットは、逆にデメリットにもなりえます。
成長が早いということは、それだけついていかなければいけないということ。
そこについていけず、辞める人は多々おります。
環境もめまぐるしく変わるため、
変化についていけない人にとっては厳しいかもしれません。

そして、不安定。
開発したサービスやプロダクトがスケールすれば良いですが、
打率は高いものではありません。
当然、失敗するビジネスもあるわけで、
事によっては、会社の存続を脅かす場合もあります。
それはそれで、かなり貴重な体験だと思いますが、
安定は大企業以上に手に入りません。

最後に社内政治。
大企業にしかないかとおもいきや、ベンチャーにもあります。
それは、創業メンバーと、その後のメンバー。
創業メンバーよりも、その後に加わる仲間たちのほうが、
得てして有能であるケースがほとんどです。
そうすると、自分よりも無能な人が、
創業メンバーであるからという理由で上にいるわけで、
不満が出てくることは間違いありません。
そういう時に、どういう決断をするかは、創業者の器が
求められるところですが、そこで面倒なことになると、
自分の首が危なくなります。

まとめ

以上が、
大企業に入るメリット・デメリット、
ベンチャー企業に入るメリット・デメリットです。
僕が考える点で。

僕が思うに、
やりたいことが決まっている人は、
ベンチャーに行くのが良いと思っています。
大企業に入ると、それができるまでに時間がかかるし、
本当にできるかどうかもわかりません。
その点、ベンチャーであれば、その確率がかなり高い。
色んな経験もできるし、人脈も手に入るので、
そこで辞めて自分で独立することも十分有りです。

一方で、やりたいことが不明確な人ほど、
大企業に行くべきかな、と思います。
幅広くいろんな事を学べるので、
社会を知り、自分はどういうポジションにおり、
どういうことができるようになるか、
ということを俯瞰的に感じることができるため。
ベンチャーに一度行ってしまうと、
なかなか大企業への転職は難しくなります。
ケースにもよりますが、多くの場合はそうです。
とりあえず就活かー、という人は、
レールに乗るのもありでしょう。

逆に、レールに乗ることが嫌いな人、
もうやることが決まっている人は、
さっさとそれができる企業に行きましょう。
インターンで、そのまま社員になるのもあり。
他の人と同じ就活、そして就職は、
逆にストレスだと思うので・・・。

まだまだこれからが本番ですが、
頑張ってください!

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