日本代表のLS北見が、プレーオフ初戦で敗れたスイスと決勝で再び対戦した。スイスは大会2連覇中。

 1次リーグ2位通過の日本は、26日(日本時間27日)の準決勝で世界ランク5位のロシアを破り、五輪、世界選手権を通じて初めてのメダルを確定させている。

 日本はリード吉田夕梨花、セカンド鈴木夕湖、サード吉田知那美、スキップ藤沢五月。


チーム10
スイス
日 本

女子カーリング世界選手権決勝でショットを放つLS北見のスキップ藤沢五月(AP)
女子カーリング世界選手権決勝でショットを放つLS北見のスキップ藤沢五月(AP)

 第1エンド、日本は先攻で0-0の立ち上がり。

 第2エンド、スイスは日本に“1点を取らされ”た。第3エンドは日本が有利な後攻となった。

 第3エンド、日本はストーンを残さず意図的に0-0とした。第4エンドも日本が後攻。

 第4エンド、日本のスキップ藤沢のラストストーン前にスイスのストーンは3個。日本はナンバーワンを置き、1点を取るにとどまった。1-1の同点。

 第5エンド、スイス後攻。最後はサークル内にストーンが混み合う展開。ナンバーワンはスイス、ナンバーツーは日本がからくも残った。2点を失うピンチだったが、1点でしのいだ。前半終えて日本は1-2と食らいついている。

 第6エンド、日本後攻。理想的な攻撃で藤沢がラストショットでスイスのストーンをはじき出し、ワン・ツーは日本。2点を取ってこの試合初めてスイスをリード、逆転で3-2とした。

 第7エンド、スイス後攻。スキップでスイスがストーンを3個残す展開。日本も最後に1個入れたが、スイスもラストショットが成功し3点を取り、逆転した。

 第8エンド、日本後攻。藤沢のラストショットでスイスのストーンをはじき出した。日本3個目のストーンがからくもサークルに残り、日本が3点のビッグエンドとした。6-5と再逆転した。

 第9エンド、スイス後攻。日本は相手にプレッシャーをかける。スイスは最後にナイスショットで2点取り、7-6と逆転した。


<18年平昌五輪への道>

 五輪出場枠は10枠(開催国枠を含む)。16、17年の世界選手権の順位によって獲得したポイントの合計上位チームが出場枠を獲得できる。日本代表が平昌五輪の出場枠を獲得した場合、今季と来季の日本選手権を制したチームが、そのまま五輪代表に決まる。今季の同選手権はLS北見が優勝。来季の同選手権で別のチームが優勝した場合は、日本代表決定戦が行われ、決定される。