2016-03-27

[] 東京都のどこに保育園を建てるべきか、簡単なデータビジュアライゼーションで考えてみた

東京都のどこに保育園を建てるべきか、簡単なデータビジュアライゼーションで考えてみた。

さて、東京都保育園空白地帯はあるのだろうか?

 

夕食後、ノートパソコンでさっと作ってみた

これを公開するか、まず、どこで公開するか悩んだが、とりあえず、増田に書いてみることにした。

 

http://hoikuiken.tk/hoikuenheatmap/

 

まず、この保育園データはCode for Tokyoのものです。

Code for Tokyoのチームの人たちは、このデータ作成は面倒だったのではないでしょうか。

非常に助かりました。感謝します。

 

この国には、まともな保育園オープンデータ存在しません。

がっかりです。

今日厚労省が追加で公開したExcel形式アンケートフォームがっかりです。

 

保育園管轄は各市区町村のようだが、保育園データを公開している市区町村は少ない。

また、普通知りたいと思うような保育園ごとの情報が含まれていない。

基本的に、保育園名称、住所、電話番号郵便番号しかない。

私であれば、まず保育園の定員、歳ごとの定員、時間帯、土日祝日、延長、一時保育できるか、などを当事者は知りたいと思うのだが、それが含まれていない。

 

辛うじて、Code for Tokyoデータには定員の総数のみ含まれている。

しかし、少し調べてみると、このデータ記載されていない保育園がいくつか見つかった。

 

国全体の保育園データは、多分、厚労省国勢調査等で持っているはずであるが、公開してはくれないだろう。

保育制度保活アンケートWordExcel形式メールで送れ、というような国だ。

期待はできないだろう。

 

私も独自保育園データを作れないか、色々試している。

いくつか指針は立っており、そのためのプログラムも書いている。

 

さて、上記リンク先に公開した地図で、赤いほど保育園で預かってくれる子供の数が多い場所なのだが、

個人的には保育園が足りない地帯があるのだろうか?と思うぐらい、保育園存在するようにも思われる。

 

もちろん、上記リンク先以外にも、フリーGISアプリケーションなどを使ったり、ネット保活情報交換をしているサイトなどを拝見し、

今回の保育園問題実態は何なのか、いくつか推察していることはあるが、私は専門家でも当事者でもないため、見当違いかもしれない。

それはまた、別の機会にまとめられたら、と思っている。

 

最後に、私が当事者ではないからかもしれないが、

保育園落ちた日本死ね」を発端にした今回の件は、いささか感情的情緒的な方向に流れすぎてしまっているきらいがある。

 

敢えて挑発的な言い方をさせてもらうと、

保育園を増やしてほしい、と主張する人たちも、

保育園なんて増やす必要がない、と主張する人たちも、

ほとんどの人たちが、

データを基に、論理的思考を積み重ね、

そこから現実的政策提案に持っていくことができていない。

 

そして、今まで問題おざなりにしてきた政治家公務員たちも、当然、それができていない。

 

ネットを眺めていると、私より恵まれ学歴、優れた知能を持つ、非常に優秀な人たちがいる。

尊敬している人たちが、この世界中大勢いる。

 

叡智を結集して今回の問題を解決できるものなのか、それとも、最初から解決できない問題なのか、

数字で、データで、議論してほしいと私は思います

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