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２６日、大阪の八尾空港で小型のプロペラ機が墜落し、４人が死亡した事故で、小型機の前と右の翼の損傷が特に激しいことが、国の運輸安全委員会の調査で分かりました。委員会は着陸の直前に機体が傾き、かなりの急な角度で墜落したとみて、事故の原因究明を進めています。

２６日午後４時すぎ、大阪の八尾空港で男性４人が乗った小型のプロペラ機が滑走路の脇に墜落し、全員が死亡しました。
国の運輸安全委員会と警察が２７日、現地で大きく壊れた機体を調べたところ、前のプロペラに近い部分と右の翼の損傷が特に激しいことが分かったということです。運輸安全委員会は、着陸の直前に機体が右に傾き、かなりの急な角度で墜落したという見方を強めています。
運輸安全委員会の福田公爾主管調査官は、「胴体着陸と違い、かなりの角度で落下したと思われる。機体や目撃者の話などをさらに調査したい」と話しています。
一方、警察は小型機の機長は広島市の西本泰志さんとみて、さらに確認を進めています。
警察によりますと、小型機は当日、岡山市の岡南飛行場から正午すぎに八尾空港に到着し、その後、当初予定していなかった神戸空港との間を往復する飛行を行い、帰りに事故を起こしたということです。
八尾空港で神戸空港までの飛行計画書を提出した知人の男性は、「西本さんはふだんと変わらない様子だった。今回の小型機に一緒に乗って指導をしたことがあるが、操縦は問題なかった」と話しています。
運輸安全委員会と警察は２８日も機体を調べるなど、事故の原因究明を進めることにしています。