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【韓国旅客船沈没】
乗客足止めの理由は「自分たちが助かるため」 韓国誌など事故直後の供述入手
2014年4月に韓国で旅客船セウォル号が沈没し304人が死亡・行方不明になった事故で、乗組員が、自分たちが助かるために乗客を船内に足止めしたまま脱出したことをうかがわせる供述を事故直後にしていたことが27日までに分かった。供述は捜査記録を入手し分析した週刊誌「ハンギョレ21」と人権問題に取り組む市民団体「真実の力」が明らかにした。
真実の力などによると、1等航海士のシン・ジョンフン受刑者は取り調べに、乗客を先に脱出させれば、後回しになる乗組員に「死者が出る可能性があった」と説明、自分たちの状況が「非常に危険だった」と訴えていた。
事故当時、セウォル号が傾き始めて約45分後に海洋警察の警備艇1隻が現場に到着。5分後にシン受刑者は済州島の運航管理施設との最後の無線交信で「乗客は450人おり、1隻では足りない」と伝えて連絡を絶ち、イ受刑者らと警備艇に乗り移った。(共同)