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邪悪にして悪辣なる地下帝国物語 作者:雨竜秀樹

第1章 書籍差し替え

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蜘蛛使いの少年ノストの依頼(地下迷宮視点)

○異能者
 人間種の中に、稀な確率で特殊な力を手に入れる者がいる。
 今でこそ、選ばれた者、異能者、あるいは能力者と呼ばれ、祝福されている君たちだが、地下迷宮を創造した時代において、人外の畜生、悪魔の落とし子、あるいはもっと端的に「化け物」と呼ばれて、蔑まれていた。
 しかし、皆も知っての通り、「不死」の異能を持つ〝魔将軍〟シアを始め、迷宮戦争中に多くの異能者が活躍し、徐々にその評価は改められることになる。
 では、次の講義は、異能者の能力が軍事利用から生産利用に切り替えられるまでの背景に関して行うことにする。
 各自、予習しておくように。
        ―― 獣の都グラン・国立大学の異能者学部・歴史授業の一風景 ――
 彼は蜘蛛を愛していた。
 八本の脚、頭部と胸部の曖昧さ、捕らえた獲物を捕食する姿、糸で作る芸術的な巣。

 そして、何より素晴らしいのは、人間と違い自分を嫌わないことである。

 彼は蜘蛛と会話することができた。
 そして、そんな彼に蜘蛛たちは付き従うのである。

 蜘蛛だけに通用する超常的支配力(カリスマ)
 非常に限定的であるがゆえに、その力は強力で、蜘蛛に分類される生き物ならば、彼に逆らうことはできない。

 その代償とでもいうのだろうか?

 人は蜘蛛を愛する彼を嫌悪した。
 実の親兄妹から向けられる嫌悪の念、同じ村の者たちは陰で嘲笑し、乱暴者は面と向かって罵倒の言葉を浴びせ、ついには悪魔の手先として、彼は物心つくかつかないかと言った年齢の時に、生まれ故郷から追放される。
 そのことが悔しく、悲しく、彼一人だったら自殺していただろう。

 だが、彼は一人ではなかった。
 無数の小さな蜘蛛や化け物として森に巣を張っていた巨大蜘蛛が、彼の心の傷を癒し、彼が生きる手助けをする。

 特別な蜘蛛の糸で作った服を与え、森で狩った獣を食事として与え、人間でも住める巣を用意してくれた。

 そんな彼――ノストが地下迷宮を訪れることになった理由は、やはり蜘蛛が原因である。彼の住んでいる森が近々切り開かれることになるらしく、武装した騎士たちが害獣を始末する為に訪れていた。

 害獣の中には、蜘蛛(特に巨大蜘蛛、毒蜘蛛)なども含まれている。

 後からきて、「お前たちは邪魔だから殺す」とは、さすがは人間、厚顔無恥も甚だしいが、力ある者が常に正しいのが世の常である。奪われたくなければ守るしかないと、ノストは蜘蛛たちと共に戦った。

 結果は惨敗である。

 民兵相手にそこそこ戦えたが、戦いを専門とする騎士や魔物退治の専門家である冒険者たちが投入されたことで、彼らの森は奪われてしまった。

 住み慣れた故郷を追われたノストと大蜘蛛たちは、自分たちの住める場所を探して各地を彷徨った。だが、旧い森には太古の獣が住んでおり、人里に近い森にいれば襲われる。
 どこにも巣として適した場所を見つけることができずに、ノストが絶望に狂い死にそうな時、救いの手は差し伸べられた。

 アルアークが地下迷宮に大量の魔物を召喚した時、ノストの蜘蛛が1匹、召喚されたのである。蜘蛛は召喚された魔物の1匹として支配されていたが、ノストとの絆の糸はそのままであった。

 ノストは、絆の糸を頼りに蜘蛛たちを引き連れて、地下迷宮を訪れたのである。

 最初、彼は侵入者として捕らえられたが、仲間を取り戻しに来ただけで、財宝を狙ってきたのではないことを説明した。
 その説明を聞き、アルアークはこう言った。

「なるほど、非はこちらにあるようだ。すまなかった。謝罪と……、そして提案がある。少年、このまま、地下迷宮に属さないか? 私の召喚魔法の影響を受けながら、断ちきれない絆の糸……、その才は素晴らしい。是非、地下迷宮の住民となってほしい」

 謝罪と勧誘。
 どちらも、ノストには初めての経験である。

 蜘蛛以外の者から、自分を認められる言葉を聞き、ノストは知らず知らずに涙を流しながら、アルアークの前に膝を折った。

 それから、ノストは地下迷宮の第4層――迷宮都市にて、裁縫店を開業した。

 蜘蛛の糸を使って、とれたボタンを取りつけたり、服のほつれを直すなどの簡単なものから高品質なドレスなどを仕立てることなど、前者はゴブリンから、後者はハルヴァーを始め、シアやイズレーン、ローナなどの女幹部たちからの依頼である。

 被服学の才能も並はずれたものであり、誰に教えられたわけでもないのに、針と糸で、どうやって服を仕立てればいいのか、ノストにはすべてわかるのであった。
 これらも天性の才能である。

 ただ、服に仕立てるのに使う素材にする為には、それなりの仕込みが必要であり、地下迷宮の第2階層にある「魔力の泉」で、蜘蛛の糸を十分に濡らさなくてはならない。
 そうすることで、絹のような滑らかな肌触りの高級服の素材に仕上げることができるのである。

 だが、最近。
 地下迷宮の第2階層「魔力の泉」周辺を、女冒険者たちが根城にしてしまった。

 最初、蜘蛛たちに追い払うように命じたのだが、返り討ちに合ってしまう。
 女たちは炎を使う魔法使いであり、正面から戦うには蜘蛛たちでは分が悪い。そこで、ノストは何とかしてほしいと、迷宮都市の各酒場に依頼をすることにした。


* * *


 ノストを頭から丸のみにできそうな巨体の魔獣。
 それが、今回の依頼解決の為に派遣されており、今、少年――ノストの目の前にいる。

「おぅ、じゃりぃ。よろしゅうたのむわぁ」
「ワイらに任せておきゃぁ、百人力よぉ」

 双頭の化け物が、ずらりと並ぶ牙を見せながら「ガハハ」と豪快に笑う。
 猿か、剥げた老人のような顔を持つこのモンスターは妙に愛嬌のある笑顔を浮かべて、訛りの強い言葉を喋る。

 魔獣系ユニーク・モンスター〝知識を貪るモノ〟は、マンティコアの変異種である。

 マンティコアとは、猿、あるいは老人のような顔を持ち、屈強な獅子の体、体に見合った大きさの蝙蝠の翼、サソリの尾を持つ魔獣である。
 その変異種ともいうべき〝知識を貪るモノ〟は、二頭八足二尾四翼と、通常のマンティコアの倍の部位が存在し、体も不格好にならないように巨大化している。

「よろしくお願いします」
「応よぉ!」
「任せときぃ」

 頭を下げるノストを見ながら、〝知識を貪るモノ〟は思い出したかのように、巨大な手で頭をかきながら言う。

「って、おお」
「わりぃ、わりぃ、ちょっと忘れておちょた」
「?」

 首をかしげる少年に、にんまりと不気味な笑みを浮かべながら〝知識を貪るモノ〟は問いかける。

「依頼料なんじゃがのぉ。迷宮銀貨じゃのぉて、おみゃあさんの作る服がほしいと、うちの女連中が言っておるじゃ」
「どじゃ? 別にすぐに用意せいとは言わんから、ひっこ考えてみちゃくれんかのぉ? 全部でェ、7着くらいじゃがのぉ」

 マンティコアの言葉を聞き、少年は、

「あ、はい。そんなことでしたら、大丈夫です」

 そう言って、軽く微笑する。
 彼はお金のやり取りは未だによくわかっていない。幼く、人生の大半は蜘蛛と過ごしてきたのだから、それも当然だろう。
 むしろ、よく人の言葉を覚えていたモノだと感心する。

「おおぉ、こりゃ、姫さんも喜ぶのぉ」
「ワシらもどやされずにすんじゃる。助かるよぉ」

 そう言いながら、マンティコアは2つの首を動かす。

「んじゃばぁ、アバズレどもの仕置きをしてくるかのぉ」
「安心せぇやぁ、坊主。被害を出すような下手はうたん。こいは、一方的な狩じゃぁ」

〝知識を貪るモノ〟は猿の顔に残忍な笑みを浮かべる。

「きちんとぉ、生け捕ってェ」
「おみゃあサン好みのオンナァに調教して、ヤルでェよぉ」

「……?」

 ノストは首をかしげる。
 このマンティコアさんは何を言っているのだろうと。


* * *


 冒険者チーム『火炎の誓い』
 女の魔法使いだけで構成されており、結束の固いチームである。チームメンバーは全員、腕に炎の魔法で焼印を入れている。
 全員が炎の魔法を習得しているのに加えて、魔法使いという立場から結束も固い。

 加えて、「魔力の泉」である。
 うっすらと青い輝きを放つこの泉で水浴びをすることで、一時的にだが、魔法の威力を増大させることができる。

 アルアークが呼び出した魔物の中には、地獄の番犬(ヘル・ハウンド)邪炎の精霊イビル・フレイム、溶岩の粘液生物(ラヴァ・スライム)など、炎に対する完全耐性を有する魔物も少なくなかったが、彼女たちがいる周辺地点には配置されていない。
 これは地下迷宮の支配者が意図して作り出した空白地点なのか、あるいはうっかり的なミスなのかは不明である。

理由はともかく、この場所は魔法使いの休憩地点のようなものであり、魔法使いである彼女たちには絶好の拠点となる場所であった。


* * *


 毒々しい色をした数樹センチほどの大きさの蛾の群れ――毒蛾(ポイズン・モス)
 完全に姿の見えない透明な不可視の魔物(インビジブル・ストーカー)
 牛でも絞め殺せそうなほどの太さと長さを持つ鋼の鱗を持つ巨大な蛇(アイアン・アナコンダ)
 ところどころに包帯の巻かれた干からびた死体(ミイラ)
 床の下を這いまわる肉食虫迷宮に巣食う芋虫(ダンジョン・ワーム)
 死んだ騎士の屍を操る不死者(ワイト)

 迫りくる地下迷宮の魔物たちに、冒険者チーム『炎の誓い』のメンバーは雨霰と火炎系攻撃魔法を叩き込んだ。


「――攻撃、五連焔」
「――攻撃、滅炎の鞭」
「――攻撃、くすぶる爆炎」
「――攻撃、猛火の誘導」
「――攻撃、広がる焦土」
「――攻撃、赤き双剣」

 数十匹で突撃した毒々しい色の毒蛾(ポイズン・モス)は鱗粉ごと焼き払われる。
 不意を突こうとした不可視の魔物(インビジブル・ストーカー)は自動追尾する炎の鞭に巻き付かれて絞殺されるか、燃え上がって焼け死ぬ。
 鋼の鱗を持つ巨大な蛇(アイアン・アナコンダ)は内側から爆発するように炎を吹き出し、炭化する。さらに、蛇を燃やし尽くした炎は拡散して、後方から迫っていた干からびた死体(ミイラ)を焼き尽くす。
 床の下から現れようとした迷宮に巣食う芋虫(ダンジョン・ワーム)は、出現場所が焼かれたことにより、燻製のようになって悶死する。
 最後に残った(ワイト)たちだが、縦横無尽に飛び回る灼熱の魔法剣を前に切り裂かれて燃え尽きてしまう。

「最近、数が増えてきたねェ~」
「でもこいつらの死体は素材になるし、そんなに悪いことばかりじゃないわ」
「あの~、疲れたんで先に水浴びしてきますね」
「死体片付けて、素材分けして、配分が終わってから!」
「あんまり詰め込み過ぎるなよ」

 12才から18才の年若い女魔法使いたちは、それぞれの意見を言うと、話を聞いていたオレンジ色の髪の女魔法使い――リーダーが話をまとめる。

「そうですね。死体片付けたら、交代で水浴びをしましょう」

 リーダーの言葉を聞き、全員首を縦に振る。

 魔法使いは、色々と肩身が狭い。
 特に女の場合、魔女と言われて冤罪をかけられそうになる。

 通信や創造、付与系統の直接的な害にならない魔法使いならば、便利屋として使ってもらえるかもしれない。
 だが、攻撃系統に特化した彼女たちは、戦場以外で出番はない。
 そして、不幸なことに彼女たちは男尊女卑のロナン王国に生まれてしまった。

 戦場で傭兵として活躍する彼女たちはすぐさま男たちの嫉妬を受けて、無実の罪――、家畜に呪いをかけたとか、野営地に病を流行らせたとか、使えもしない魔法の罪をでっち上げられて、捕らえられる前に逃げてきたのである。

 そして、彼女たちはこの辺境の地において、巨大な地下迷宮を発見する。
 幸運にも、自分たちの特性を発揮できる場所を見つけて、彼女たちはこの場所を拠点に活動を開始する。

 ほとぼりが冷めて、故郷でやり直すか、ベティア帝国など、女性でも活躍できる場所を探すかを考えながら、彼女たちは再起に必要な財宝を蓄えることにする。

「なほぉどのぉ。難儀なこちゃのぉ」
「おみゃあさんらも色々あったんじゃのぉ」

 一息付こうとしてところで、突如、彼女たちの方に声が掛けられる。
 驚いて、声のする方を見ると、未だ熱の冷めない通路の方から、異形のマンティコアが現れた。

「すまんすまん、ワシらぁ、ユニーク・モンスターにゃ、地下迷宮に足を踏み入れたモノの善悪属性を判定する力と過去視の力が付与されちょるんよ」
「アルアーク様とハルヴァー様がそのあたり拘りがあるらしゅうてのぉ。まあ、水浴びを覗き見んちゃったから、堪忍しておくりゃ」

 双頭の猿顔に不気味な笑顔を浮かべる〝知識を貪るモノ〟を視認した瞬間。
 女魔法使いたちは魔法を唱える。

「――攻撃、抗えぬ業炎」
「――攻撃、邪を滅する猛火」
「――攻撃、灼熱の斧」
「――守護、赤き防御円」
「――妨害、火炎耐性打消し」
「――付与、火炎攻撃力上昇」

 即座に攻撃、防御、妨害、付与魔法の言葉が紡がれる。
 この辺りの連携も慣れたものであり、並のマンティコアなら即座に消し炭になっていただろうし、仮に火炎耐性のある変異種であっても、相当の打撃を受けているはずである。

 だが、〝知識を貪るモノ〟はアルアークとハルヴァーが地下迷宮の守護を命じた特別な化け物である。並の魔法など、そよ風ほどにしか感じない。

 事実、女魔法使いたちが放った炎は――、燃えやすいコウモリ翼の皮膜部分を含めて、火傷1つ負わせていない。

「やめちょった方がええでぇ。ワシは魔法使いにぁ、鬼門でよぉ」
「魔法で傷付けちゃければぁ、禁呪でもかけにゃぁ、いかん」

 そう呟くが、女魔法使いたちとは距離があり、その声は届かず、今度は6人がかりで、強大な魔法を行使しようとする。

「「くわえでぇ、こんにゃこともできちょる」」

 双頭は同時に、魔法使いにとっては致命的な力を発動させる。

 呪文喰い。
 魔法使いの呪文を奪ってしまう力である。

 呪文を奪っている間は無防備になってしまうが、奪える呪文の数に制限はなく、奪われないようにするためには、〝知識を貪るモノ〟の意志力を超える必要がある。
 しかも、双頭が同時に「呪文喰い」を使用する為、2回も意志力の戦いに勝利しなくてはならない。

 今のところ、地下迷宮に属さない者で、この勝負に勝てた者はいない。

「――攻撃、■■の■■」
「――攻撃、■炎■」
「――攻撃、■■■■■火」
「――攻撃、戦■■■」
「――攻撃、■■■赤■力」
「――攻撃、魔炎の■」

 結果、女魔法使いたちの呪文は虫食いとなり、発動しない。
 否、それだけにとどまらない。
〝知識を貪るモノ〟との異名に相応しい力を発動させる。

「ま、魔法が使えない?」
「ええっと、何を唱えようとしたんだっけ?」
「みんな、落ち着いて、魔法道具を……」

 元々持っている常識を消してしまう力――「知識喰い」

「魔法道具を……どうするんだっけ?」
「敵を倒す為でしょ、魔物を……」

 嫌悪する対象の悪感情を消してしまう力――「嫌悪喰い」

「なんで、魔物を倒すの?」
「リーダー、どうして彼と戦っていたんでしたっけ?」
「それは……、私たちが……」

 自身が何者であるか忘れさせえてしまう力――「名前喰い」


「冒■■『■炎の■い』だからで」
「わからない。何を言っているのかわからないわ!」
「頭が痛いよぉ」
「ねえ、アナタ、私は何でアタナ達と戦っていたんでしたっけ?」

 戦う術も、理由も、所属するチームの名前も奪い取って、〝知識を貪るモノ〟は攻撃を止める。

「ここら辺にしとくかのぉ。『絆喰い』『愛喰い』『尊厳喰い』は勘弁しちゃる」
「ワシらぁ、女にゃ甘い方じゃからなぁ」

 マンティコアはそう言って、自分が何者かわからなくなった女たちを運ぶように、巨大蜘蛛(ジャイアント・スパイダー)たちに命じる。

「っと、せっかくの戦力ゆぅて渡してもらったんにぃ」
「こんじゃ、運搬係じゃのぉ!」

 無言で作業に従事する巨大蜘蛛たちの姿を見ながら、〝知識を貪るモノ〟は顔を歪めて、「失敗失敗」と頭を掻いた。

 無抵抗な女たちは蜘蛛の糸に絡まれて、そのまま、地下迷宮の奥に連れ去られてしまう。


* * *


 ――数日後。

 失った知識6人の娘たちは、氷の魔法と魔物に対する愛情、地下迷宮に対する忠誠心と男の喜ばせ方を教え込まれて、地下迷宮第4層、迷宮都市の『片腕通り』にあるノストの裁縫店に護衛+愛人として送られることになる。

 とはいえ、ノスト自身はそのことを知らず、単純に地下迷宮の支配者が派遣してくれたお手伝いさんとして認識し、裁縫を手伝ってもらうことにする。
 裁縫技術はまだまだであるが、蜘蛛を嫌わない彼女たちに対して、ノストは少なからず好意を覚えている。



 成果。
 ――女魔法使い6人(捕獲)

 報酬
 ――高品質なドレス×20着(ノスト作)
 ――微妙なデキのドレス×6着(女魔法使い作)

 備考
 捕獲した者たちの再教育に以下の施設を使用。
 第5層「暗黒図書館」――氷系統の魔法を教授。
 第6層「邪悪なる祭壇」――悪の教えを教授。
 第7層「快楽の園」――性の技術を教授。



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