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水玉れっぷう隊・アキ 大阪でブレークのギャグ「い~よぉ~」誕生秘話
2016年03月27日 10時00分

般若のお面を持って「い~よぉ~」をかましたアキ

 世界のスゴ技パフォーマー×吉本新喜劇の特別公演「THE 舶来寄席2016」が、大阪・なんばグランド花月(5月11日~6月5日)と東京グローブ座(6月9日~同12日)で開催される。新喜劇の人気座員3人が日替わりリーダーとなるが、3人のうち1人だけ大阪・東京両公演に登場するアキ(46)に「舶来寄席」への意気込みと、デビューから現在に至るまでの裏話を聞いた。

 

 

 ――4回目となる「THE 舶来寄席」で大阪・東京の両方に出演

 

 アキ:大阪公演の5月26日から28日、30日、6月1日、2日、4日、5日と、東京公演に出演させていただきます。「エンタメ新喜劇」というもので作も演出もやらせてもらっているんですが、舶来寄席でも僕に任せてもらえることになりました。

 

 ――責任重大

 

 アキ:東京と大阪で劇場が違う。そこをきちんと踏まえた上で作っていくので、また違ったもの、僕の思い描けるものを自信を持ってお見せできると思います。若干プレッシャーはありますが、気合は入ってます。

 

 ――世界のショーとの融合

 

 アキ:ショーをできるだけよく見せるための“振り”を新喜劇に求められるので、辻本さんや僕のノリが合えば、いつもの新喜劇もやりますし、全く合わなければまた別の感じのネタを辻本さんにもお願いしないといけないですね。

 

 ――話は変わるが、もともとはスタントマン

 

 アキ:そうなんです。高校3年の時に「この先なにがあるのか。大学に行って何があんねん」って、ものすごい悩んだんです。60~70歳で人生終わるとふと思った時に急にスイッチが入って、英雄かメチャクチャ悪いやつになるって思ったんです。で、次の日の朝には東映に行こうと思ったんです。子供の発想でしょ?(笑い)

 

 ――本当に行ったのか

 

 アキ:はい。すぐに太秦(東映京都撮影所)に行って、朝から撮影所の前で松平健さんとか松方弘樹さんとか有名人が出入りするのを眺めてたんです。夕方までボーッと見てたら男の人が「君、なんや?」って声をかけてくれたんです。「ここで何でもいいので働きたいです」って答えたら「おもろいやっちゃ。スポーツしとんのか?」と聞かれまして「野球と格闘技してました」と。そうしたら「師匠に会わせてあげるから入りなさい」と言われて、宍戸大全という日本で一番最初にスタントをやった人に会わせてもらえました。空手の型を見せたら「明日から来なさい」と言ってもらえたんです。

 

 ――スタント時代を振り返って

 

 アキ:あのころは時代劇が各曜日にやっていたので、忙しくて忙しくてスタントする人が足りなかった。千葉真一さんのジャパンアクションクラブからも人手を借りてました。だから、すぐにテレビには出ましたよ。最初は忍者の役で屋根から飛び降りたり、バク転とかやりました。

 

 ――その後、吉本に

 

 アキ:いや。お笑いやりたいな、とは思い始めてたんですけど、その前に町でスカウトされて「アランドロン」っていうショーパブで働くことになったんです。横山ノックさんのお弟子さんにあたる横山アランドロンさんがやっているお店なんですけど。

 

 ――そこではどんなことを

 

 アキ:お笑いはもちろん、マイケル・ジャクソンや、ジャネット・ジャクソンのコピーなど、本格的なショーをするんです。ほぼ毎日、夜に2回ステージがあって、新喜劇で見せるマイケルのダンスもこの時に身につけたものです。(水玉れっぷう隊の)相方(のケン)ともそのころから一緒にやってました。

 

 ――転機は

 

 アキ:そこになんばグランド花月のスタッフが遊びに来てくれて「今度(心斎橋)2丁目劇場でコンテストがあるから出たら?」って言ってもらったんです。参加したらフレッシュリーグ戦で優勝して…。

 

 ――「アランドロン」で鍛えられてた

 

 アキ:そうなんです。ナマのお客さんの前で毎日やってるので「絶対負けるか」と思ってたんです。怖いもの知らずでしたし。でも、チャンピオンリーグでは決勝で千原(兄弟)さんに負けたんです。今から思えば、若い時に千原さんみたいな才能のある人に会えて良かったです。

 

 ――その後、吉本に入社して活躍、東京進出も果たしている

 

 アキ:ルミネ(theよしもと)ができると同時に東京に行って、ネタやコントをやらしてもらいながら、新喜劇にも出させてもらったんです。今田(耕司)さん、東野(幸治)さん、石田靖さん、キム兄(木村祐一)…と、いろんな座長の新喜劇に出させてもらいましたね。水玉れっぷう隊も座長をやらせてもらいました。

 

 ――得るものはあった

 

 アキ:自分のとこだけ笑かすんじゃなくて、スベった人をどうフォローしていくかとか、何倍も作業することがあるって勉強になりましたね。東京時代のことなんで、大阪の人はあんまり知らない話なんですけどね。

 

 ――新喜劇での「いーよぉー」のギャグが人気

 

 アキ:僕、ギャグとか全くないんですよ。いつも出たとこ勝負なんです(笑い)。

 

 ――誕生秘話は

 

 アキ:かわいがってる後輩に「新喜劇で先輩・後輩の関係が見えたらアカン。面白くない」って言うてたんです。で、辻本さんと舞台やらせてもらった時に、自分が借金取り、辻本さんが爺(じい)という設定やったんです。後輩に偉そうに言うてる手前、引くに引けないじゃないですか。でも、言い過ぎて仕事なくなっても困るし。変な緊張感に包まれながらオラーってやってたら辻本さんが「すいません」って言うてくれまして、安堵の気持ちで思わず「いーよぉー」(笑い)。そのギャップがウケて。辻本さんも「あれでええんちゃう」って言うてくれたんで良かったです。

 

 ――辻本への思い

 

 アキ:命の恩人というてもええくらいです。東京から帰ってきてすぐは仕事がなかったんですけど「アキはいろいろ武器持ってるから、力貸してくれよ」って声かけてくれたんです。東京に行く前は面識もないし、誤解もあって悪口言うてたくらいなんです。それやのにずいぶんかわいがってくれるんで、自分の中でイヤになりまして…。2人で飲みに行ったときにちゃんと謝らせてもらいました。

 

 ――改めて「舶来寄席」の意気込みを

 

 アキ:今回、世界のパフォーマーをお呼びしてジョイントしますが、逆に僕の新喜劇が世界に呼んでいただけることを視野に入れ、皆さんにお見せしたいと思います。

 

【プロフィル】

 あき 本名・荒木良明。1969年8月22日生まれ。大阪府岸和田市出身。92年、吉本興業入りし、高校時代からの友人だったケン(松谷賢示)とお笑いコンビ・水玉れっぷう隊を結成。2014年、吉本新喜劇入団。主に辻本座長回に出演。辻本扮する茂造じいさんから「すいません!」と謝られ「いーよぉー」と応じるギャグや、マイケルジャクソンのダンスで人気沸騰中。

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