いらっしゃいませ!
ふじさわです。
えー、いま僕は毎月1日に電子書籍を発売してるんですが、4月1日も発売します。
タイトルは「インドでだまされた」です。3月の「東南アジアでだまされた」の続編ですね。
お楽しみに!
では目次からどうぞ。
目次
1、格安スマホの速度。
2、速度は変わり続ける。
3、大手キャリアと比べるとどうか。
1、格安スマホの速度。
今日は、格安スマホの「速度」の話です。
特に「あそこのサービスは速い」「あっちは遅い」とかの議論に関する話です。
結論から言ってしまうと、こういう話に意味はありません。基本的に、どこも速度はいっしょです。
というのも、全ての格安スマホ会社は、ドコモかauから回線を借りて商売をしてます。
大元がいっしょなのです。
同じ大元から仕入れた回線を売っているので、「こっちの方がいい」「悪い」ということはありえません。
だからこそ、料金プランとか、オプションとかサポートで勝負してるわけですが、一番大事な「回線速度」に関していえば、どこの会社も全く同じです。
それなのに、「あっちは速い」「遅い」という話がでるのはバカらしいようにも見えますが、そこにはちゃんと理由があります。
2、速度は変わり続ける。
では、同じ大元から借りて運営してるのに、なぜみんなが「速い」「遅い」と情報を交換し続けてるかというと、実際に速いときと遅いときがあるからです。これは一章と矛盾するように見えますが、矛盾はしません。
速度の差を生んでいるのは「混み具合」です。
全く同じだけの通信回線でも、100人が同時にその回線を使っているのか、10000人が使っているのかでは、混み具合が変わります。
「通信回線」は、「道路」に例えられることが多いです。
画像はITメディア様からお借りしました。
なので、その道路(回線)を使ってる人が多いと速度は遅くなるし、少ないと速度は落ちます。
ということは、「使ってる人が少ないとこに行けばいい」という話になります。
それは事実で、少し調べれば各キャリアの口コミや評判を見つけることができます。
しかしここで大事なのは、
「その口コミ、最新?」ということです。2年前の口コミとか、全然意味無いですから。
というのも、ちょっとでも「あそこの格安スマホの速度が速いぞ!」という情報が流れると、一定数はその会社に移ります。
するとどうなるでしょう。
そう、「ひとが多くなって混雑して、速度は遅くなる」のです。
ひとが少なくて空いているから速度が速くて集まったのに、人が集まることによって速度が遅くなるという、皮肉な結果になります。
ひとが集まれば回線が増強されますが、そうするとますます人気になってひとが集まる。遅くなる。
結果的に、人気がある会社はいつもそこそこのスピードだし、人気がない会社も、いつもそこそこのスピードになります。
この「そこがオイシイと知れ渡り、ひとが集まることによってオイシくなくなる」という現象は、
儲かるビジネスとか、かわいい女の子が集まるクラブとか、あらゆる現象に適用されます。
格安スマホでも、この現象は顕著に表れています。
ということなので、ネット上で「ここは速い」と見かけたから、そこのサービスと契約するのは、安易すぎます。
その情報が1ヶ月以内とかなら信憑性はありますが、そうして速度の速いサービスを契約しても、数ヶ月から半年もすると、普通の速度か、普通より遅いくらいにまでなります。
その数ヶ月だけ速い速度を味わうために移動し続けるのは別に構わないんですが、明らかに労力の無駄遣いです。
結局、どうせ大元は同じなんだから、「どこのサービスだって、速度は似たようなもんだ」と構えておくスタイルを、僕はオススメしてます。
どこの会社だって、新宿とか渋谷とか、ひとが多い繁華街では遅くなるし、昼休みや夕方も遅くなります。
これはもう、避けられないことなのです。
ということで、「格安スマホは長い目で見れば、どこも速度はいっしょ」という結論になります。
3、大手キャリアと比べるとどうか。
次は、「ドコモ、au、ソフトバンクよりは遅いんでしょ?」という話題です。
MMD研究所のデータ。
これは
第2回MMD研究所主宰「MVNO勉強会」/女性普及の鍵は?
に招待されて参加したときに頂いた資料です。(この記事をよく見ると、最前列で黒いシャツを着て座っている僕が見えます)
たくさんのデータを頂いたんですが、最も重要なデータだと僕が思ったのがこれです。
パッと見はわかりづらいんですが、「格安スマホ利用者」と、「非利用者」の間での、格安スマホに関する理解の差です。
格安スマホを使ってないひとは、「通信速度が遅い」とか「インターネットにつながらないことがある」んでしょう?
と勝手に思って、格安スマホデビューしてないようです。
しかし、格安スマホ利用者は「そうは思わない」と回答してます。
これはつまり、格安スマホは大手キャリアと変わらない速度が出るし、インターネットにつながらないこともない、ということなのです。
僕も1年間格安スマホを使いましたし、多くの格安スマホユーザーの話も聞きましたが、ただのひとりも(ほんとに!)、「速度が遅くなった」とは言っていません。
格安スマホは、大手キャリアと変わらない速度がでる。
のです。僕が保証しますし、MMD総研のデータでもその通りの結果が出てます。
こんな風に言ってると
「おれは速度が遅くなることがある」とか、「ネット上に書いてあるぞ」と言われますが、それはその通りです。遅くなることだってあります。
けどそれは、人混みの繁華街とか、利用者が多いとか、昼休みとか通勤時間の話です。
これらの時間帯は、大手キャリアだろうと格安スマホだろうと、速度は落ちます。同じように落ちて、同じように復活します。
なぜなら、大手キャリアは格安スマホとは比べものにならないくらい大量の回線を保有してますが、格安スマホとは比べものにならないほど大量のユーザーが利用してます。格安スマホは大手キャリアと比べればほんのちょびっとの回線ですが、ユーザーもちょびっと。
どこの会社だって、過剰に回線を増強したりしないし、速度が遅いとすぐに増強します。
こうして、日本のスマートフォン事情は、「大手キャリアを使おうが、格安スマホを使おうが、速度は変わらない」という結論になります。もちろんみんながLTE回線だとしてね。
いかがでしょうか。
さっきのMMD研究所の勉強会で知ったことは、これからもちょいちょい出していく予定ですので、お楽しみに。
ということで今日の記事は以上です。
またのお越しをお待ちしております!
ドコモショップってレベル低いんだな
MVNOユーザーです。
自分と夫は2年前から日本通信、この春スマホデビューする息子はDMMモバイルにしてみました。
今のところ不満はないですね
同じ機種・同じ場所・同じ時間で大手キャリアのSIMとMVNO(比較対象がドコモならドコモ系)で同時にスピードテストする様子をyoutubeにアップしてください
アドセンスの位置が縦2つ並んでると規約違反になるかもなので注意が必要かもです!
これからも応援しております。
コメントつけてる人らは詳しい人達、この記事はそれほど詳しくない人に向けて書かれてるはず。その証拠に「その時遅いから遅いとか早い回線って聞いたから早いとか気分的なもんやから気にするな、俺もよく知らんけどこういう理由らしいで(ドヤッ)」を本文の上につけてから読むと実にしっくりくる。
金とって商売するならばもっとしっかりとした実測の知識なども必要だと思いますよ。
MVNOがMNOと同じ速度が出るとかどこ情報ですかそれ
IIJがやってるIIJmio meetingでMVNOの仕組みを1から勉強しなおしてみてはいかがですか?(笑)
検討してみるでござる。
こういうバカが騙されるんだなぁ
見知らぬ他人のことバカとか言えるひとにならなければ、それでいいです。
DSには知識丸なしのドヤ顔店員が普通にあることを実証してくれた。
もう3年前にドコモは辞めてます。念のため。
まちがった情報ですよ。
勉強してから書いてください。
うーん、どこがどう間違えてるのか・・・?
auの養分になりながらFREETEL SIM使ってるけどFREETEL 遅いよ
それは残念。
通信技術の・・・ってコメントしたものです。
補足しますが、このブログそのものは初心者の理解の手助けになっているもので、全てを否定しているわけではありませんm(._.)m
嬉しいコメント、ありがとうございます。
元ドコモ店員って名乗るのも恥ずかしいぐらいの良記事ですね。
サンクス
通信技術のお話が少し足りないのかと思いますね。
残念ながら、販売店レベルの知識で少し誤解を与えるかと・・・。
通信技術の話は、ほとんどのユーザーには関係がないと判断してます。
MMD総研は「理解の差」のデータですが、それがなぜ、回線速度の実効速度データとして、結論付けられるのか、理由をお伺いしたい。
利用者の理解度の方が、非利用者の理解度よりも現実に近いと考えるのが普通だと思うのですが。
トンデモ記事でおハーブ不可避ですわ。
MVNOの仕組みについてお勉強なさってはいかがかしら?
おハーブw
初めまして。通りすがりのものです。
MVNOがMNOから借りてるのは回線ではなく基地局とPDG/PDIFまでの設備なので、そこが間違ってますし、各MVNO用に周波数帯が別れて割り当てられてるわけでもなく使われる周波数はMNO固有なのでMVNO間で別になってないですよ(スペアナ取れると簡単に確認できますが)
それを全部書いてくと、読んでるひと(初心者のひと)が離脱しちゃうので、すべてまとめて「回線」と呼んでます。
あ ほ く さ
未検証なのに憶測で記事書くなんてお前の頭週間実話?
どんなにがんばって検証しても、目の前にいるそのひとが契約した結果、速いか遅いかは、わからないのです。