どれほどのものか分からないのに、いきなり例えろったってなあw
・【例題1】白さをたとえてみよう。
私は中学生です。夏の暑い日、校庭に出されて校長先生のつまらない話を聞いています。
隣にいる女子の制服から、かすかにブラジャーが透けて見えています。
そのときの透きとおるような白。(+煩悩。)
・【例題2】広さをたとえてみよう。
銭湯に行き、湯船に浸かっています。
どこからか若い女性の声が・・・
天井を見ると、半分より向こう側が女湯というのが分かります。
なんとしてもあっちを見てみたい・・・
そのときに感じる銭湯の広さ。(+煩悩。)
・【例題3】頭のよさをたとえるなら?
目の前にインターネットに繋がったパソコンがあります。
いろんな検索ワードを駆使して、さらに何枚も連なった広告サイトをかき分けて、自分の性癖にドンピシャの無料エロ画像やエロ動画にたどり着いた瞬間、
自分に感じること。(+煩悩。)
注:現在は、伊達娘の写真以上にドキドキするものはありません。
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話の中に数字を入れると“それらしく”聞こえる
誠Biz.ID - 2013年08月09日 12:00
あなたの話の9割は相手に伝わっていません
http://www.itmedia.co.jp/keywords/most_of_the_story_is_not_transmitted.html
ビジネスのなかで相手の心に残る話し方をするのに便利なのが、話の中に数字を入れることである。数字が入ると、仮にフィクションであっても本当らしく聞こえてくるから面白い。
私は、スピーチの指導の中で、ミニ朝礼をやってあいさつの練習をしてもらうことがある。といっても、現実には今は朝礼をしない会社も多いので、朝礼に役立てるわけではなく、あくまでも話の流れや構成をつかんでもらうためである。
例えば「明日から交通安全週間に入ります。社用車を運転するときには、シートベルトを着用しましょう」と言うだけでは弱い。朝など眠いときには、右から左の耳に抜けてしまうだろう。そこで、理由を付ける。
「シートベルトを着用しますと、生存率が76%高まります」と数字が入るとそれらしくなる。「生存率が高まる」とただ理由を言うだけよりも説得力が増すだろう。
ビジネスでは数字が命だから、入れられるときにはくどいくらいに必ず入れて話そう。
「我が社の業界でのシェアは37%を占めていて、ダントツの1位です」 「この設備投資によって、年に25%の費用削減効果があがります」
というように、チラッと数字が入っていると、“それらしく”聞こえてくる。
しかし、伝わる話ができる人はそこで終わらせない。彼らは、どうすれば相手にとって分かりやすいのかまで考えた、ものの言い方をすることも大切にする。例えば「我が社のシェアは本年度37%、2位のB社が12%、3位のC社が10%となっていて、ダントツということがお分かりでしょう」という言い方をする。先のように単独でデータを示すより、ずっと分かりやすくはないだろうか。
比較して数字で示すと、さらに相手の記憶に残る効果的な話し方になるわけだ。
●たとえ話も効果的に使いたい
また、数字だけでなく、たとえ話もぜひ使いたい。とはいっても「決まり文句」というのはなるべく避けたい。
ビジネス用語ではないが「バケツをひっくりかえしたような雨」などというのは、言い古されているから印象に残らない。まあギャグとして「今日はバケツをひっくりかえしたような雨だね」と言うのなら、まだ許されるだろうが……。「東京ドーム3つ分」などの言い方も「決まり文句」に近い。確かに広さは分かるが、多くの人が使うようになると、聞き飽きている表現だから心に響かない。
5、6年前だが、軽井沢で研修をしたことがある。大きな商社の研修施設があったが、建物の高さ制限があった。そのために敷地が広く、休憩時間にトイレや部屋へ移動するのにやたらに時間がかかった。
担当者は「先生、申し訳ありません。この地域は高さの制限があるので、そのぶん横に広がってしまっているんです。14階建ての建物を横にしたと思ってください。そこを歩くのは大変なんです」と話してくれた。
「なるほど、14階建てを横にした感じか、やはり移動に時間がかかるはずだ」と妙に納得した記憶がある。へたに「何平米」などと数字で説明されるよりは、場合によってはたとえのほうが分かりやすいものだと思った。
ここで答えは出さないが、いくつか例題を出してみよう。普段からこのようなたとえは練習しておこう。聞いた相手がなるほどと思い、うなるようなら上出来である。
・【例題1】白さをたとえてみよう。
「~のような白」である。雪のようなというのは言い古されているから、雪以外で考えてみよう。
・【例題2】広さをたとえてみよう。
「~くらい、広い」である。東京ドーム何杯、という以外で考えてほしい。
・【例題3】頭のよさをたとえるなら?
聖徳太子は古いだろう。レオナルド・ダ・ヴィンチのような、というくらいのものを考えてみてほしい。
「例えば」と言ってすぐに実例が出るようにするには、日ごろから“ネタ”を書きとめておくことがよい。「これは何かに使えそう」と思ったらすぐメモしよう。
●「知的でいい人」と「イヤな奴」の差
自分を知的に見せることができれば「あの人が話すことだから間違いない」と思われて、さらに聞く耳をもってもらえる。ただし、この見せ方には工夫がいる。あからさまに「俺は知っている」「私は偉いんだ」というのを強調すると、「イヤな奴」という印象を強くしてしまう。
私が推奨する「知的な人」というのは、相手のことも考えて“好かれる”人。つまり、人柄も含めての「いい人」である。だから、先述のように「ご存知のとおり」とか「ご承知と思いますが」という言い方が望まれることになる。
ここではもう1つ、専門用語について触れておこう。問題なく使っていいのは、話の聴き手もよく知っているような、いわば“共通語”なら、どんどん使っていい。
が、あなたが詳しくて、相手はそうでないときが「頭のいい人」に見せるのに注意したいときである。あくまでも、私の研修のなかでの体験である。多くの場合は「ご存知のように」と言ってから、相手の知らなそうな中身を話すようにしている。これをすると、本当は知らないはずなのに、うなずいてくれる人が多くなるのは、前回紹介した。
まれにではあるが「ちょっと頭のよさを見せておこうかな」などというときは、あえて何も言わずに、いきなり専門用語を口にする。そのすぐあとに、やさしい言葉で言い直すようにしている。
これも私のケースだが、1日の研修のなかであれば2、3回やれば十分である。あとは聴衆は「さすが」と思って聞いてくれるのである。
ポイントは、さり気なく話のなかに盛り込むようにすることだ。例えば、
「大切なのはセルフ・ディスクロージャー……。えー、情報開示のディスクロージャーと同じで、自分自身を開示する、さらけ出すことです」
これは話法にもなっていて、説明したあとに「自分自身をさらけ出すのを、セルフ・ディスクロージャーといいます」の逆の順になっている。つまり、強調したいことをあえて前にもってきてしまう言い方だ。
これは昔、私のヨガの先生も使っていた、いきなりポンと知らない言葉を出してその後で説明するというやり方である。専門用語や特殊な言葉も、後で説明すると分かりやすいし、「頭がいい」という印象にもなる。
「体の使い方は“上虚下実”が原則です。つまり上半身、首や肩、腕の力は抜けている“虚”がいいのです。また、下腹や脚といった下半身は“実”で、力が入っているのが全身のバランスがとれた状態なのです」
という言い方をしていた。説明のあとに用語ではなくいきなり言葉を出して、その後に説明するという言い方だ。
専門用語は、特に“専門家”“プロ”であることを見せたいなら使うべきである。しかし、さり気なく盛り込むようにしよう。
●得意分野をひとつもっておく
あなたは“高尚な趣味”というと、どんなことを思い浮かべるだろうか? 私は、クラシック音楽の話をする人、演劇やミュージカル、文学にワイン……。ややマニアックに、歴史や芸術、哲学、人生についてうんちくのある人は“高尚”なイメージを持つのだが、いかがだろうか?
まあ、これは俗物的な分類であるが、一理はあると思う。その分野で“高尚さ”を見せる人が「頭のいい人」と思われると感じてから、私も極力自分の体験した範囲で話に盛り込むようにした。
ただ、クラシックが高尚で演歌はそうではないのかとか、文学作品は高尚でホラー映画はそうではないのかということになると、“高尚さ”についても再考する必要はあるだろう。実は、ここで言うのは本質的な高尚さではなく、あくまでも「見かけ」「見せかけ」である。本当は、山登りでもゴハンの食べ方でも、歩き方でも、焼き物に車、写真……など、対象はなんでもいいのである。そのことに関して「一家言ある」ことが、本当の高尚さにつながると私は思っている。知識があってこだわりがある。そこに高尚さはある。
さて、ここでは「頭のいい人に見せる」ことがポイントであって、あくまでも「高尚な人」と思われたらいい。そのためには、先に私が“俗物的”としたようなジャンルの趣味の話をすること。それも、専門用語のときと同じく“さり気なく”言えたら完璧である。
以前私は、研修のはじまりで自分のことを簡単に紹介するときには、自分の趣味のことを話していた。
「ところで、私はプロレスやボクシングといった格闘技の試合を観るのが好きなんです。ただ、野球やサッカーに比べるとマイナーで、20人にひとりくらいのファンしかいません。今日は20人ちょっといますからひとりくらいは、ファンがいるでしょうか。後で休憩中に話にでも来てください」と言って少し笑わせることをしていた。
が、あるとき、研修の受講者から「松本先生、格闘技のご趣味というのは殺伐としていますね。なにかミュージカルのような高尚な趣味でもいかがですか?」と言われた。
それから、“頭のいい人”“知性のある人”と思われるためには、やはり高尚な趣味も必要かなと、ミュージカルなどを観に行くようになった。
「石原さとみの出ていた舞台『奇跡の人』を観たんですが……」とか、「キャッツを回転席(開演直後に半回転する席)で観ていまして……」などと話すと、やはり格闘技の話よりもはるかにうなずく人も増えたし、心なしか「見る目」も違ってくるようだ。それはそうだろう。「亀田和毅の左ボディが……」などと言うよりも、やはり青山劇場とか劇団四季のほうがイメージとしては高尚なのだから。
ということで、深い知識でなくても、話題として出していくことだ。
また、仮に話が深くなってきたときに、まったく知らないのでは格好がつかないから、ひとつの分野でいいから知識を深めて専門的なことも話せるようにしておこう。もちろん、くり返すがどのような分野であっても構わない。深い洞察力、知識のもとに「一家言」あったらそれでいい。
だから、私も格闘技や武道は、実は“通”であって、武道誌に連載記事を書いていたほどだ。いずれにしても、高尚と多くの人に思われているイメージの趣味を口にしていけばいい。
「さすがあの人、違うね」と思われたらそれでいい。
●ポイント
・数字を入れると話が分かりやすくなる
・たとえ話を入れると説得力が増す
・専門用語はいきなり言って、後でやさしく説明し直す
・高尚さは、そう思われているものをちょっと口にするだけで伝わる
(次回は、「人の心を動かす話し方」について)
[松本幸夫,Business Media 誠]
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