こんにちは。以前旅に関するオピニオン記事を書きました。
まあまあ好評でしたありがとうございます(照)
僕はよく旅に出ます。主な行き先は日本国内のどこかです。日本国内旅するのLOVE少年なんです。今日はそんな僕が普段よく感じることを記事にしました。
日本の学生はある程度の年齢(特に大学生)になると、
とりあえず海外!といって日本を飛び出しがちです。
僕の周りも、長期休暇になると多くの人が海外に行きます。東南アジアバックパックの旅、なんて今や若者の海外旅行のド定番になってますね。
今日はそういう風潮に一言物申したいと思い、この記事を書きました。
ただ、一個勘違いしてほしくないのは、僕が、
海外を旅することを一切否定するつもりはなくて、むしろ、若者は全員海外に出て、自分の世界や視野を拡げるべきだと思っている
ということで、一切海外を否定する立場には立っていないということです。
僕はつい最近まで、とある学生NPOで日本の学生に海外でのインターンシップ経験を提供するといった事業を運営していました。そこで、海外に出て、いろんな学びを得て、自分の人生を充実させている学生を何人も見てきた立場です。なので圧倒的「若者海外行って来い論」のほうの人間です。
最近の若者(大学生)海外ばっかに目を向けて、日本おろそかにしすぎじゃね?ということを言いたいだけです。
僕が感じている違和感
僕の周りの海外によく行く友達は、本当に世界中のいろんな国を訪れた経験を持っています。東南アジアはもちろん、ヨーロッパやアフリカ、南米もこの前何人か行ってました。LCCの台頭でだいぶ金銭的に行きやすくなったし、今や海外の情報も得やすいので、明らかに以前より海外に出るハードルは低くなってると思います。
ある日そんな友達に「日本はどんなとこ行ったことあるん?」と聞くと、だいたい寂しい返事しか返ってきません。日本各地を回る経験を持つ旅人は案外少ないことに気づきました。
べつにおれは段階踏んで旅をしろといった偏ったことを言うつもりはありません。日本のプロ野球に入らずにいきなりメジャーに行った田澤純一選手とかけっこう好きです。笑
でも、僕は日本を知ることで海外経験が充実するということを知っているし、単純に日本を回ることはエンターテインメントとしてめちゃくちゃ楽しいと思ってるので、こういう友達にはいつも国内を旅することを強く勧めてます。
若者が全員国内を旅するべき理由
日本の名所を知れる
海外に行くと、日本のことをよく聞かれます。「日本の◯◯ってどんなとこ?」「今度日本の◯◯に行くんだけど、おすすめ教えてよ」など。こんなときに、日本をほとんど知らない人はうまく受け答えできません。海外の人からしたら、「こいつ自分の国のこと全然知らんやん」ってなってガッカリされます。僕は直接こういったシーンに合ったことはないのですが、海外から帰ってきた友達からよく聞きます。
自分の国のいいところを全然語れないやつよりかは、キラキラしながら「日本ってこんないいところなんだぜ!」と話してる日本人のほうが、そりゃウケます。東京とか京都とか今や世界中の人がすでに知ってる魅力しか語れない人から脱却しましょう。
四国の端っこの室戸岬から見える夕日は最高でした!
「日本社会」を身近に感じられる
よくテレビとかで、少子高齢化のニュースとか、過疎化のニュースとかよく聞くと思います。地方の田舎のほうから来た大学の友達はけっこうそれらの社会問題を昔から感じながら育ってきたらしいですが、多くの学生はそういった問題とは無縁の場所で育ってきたと思います。僕も福岡市出身なので、いまいちリアリティを感じないまま生きてきました。
しかし、地方を旅すると、もちろんそういった問題がある地域と出会います。上にあげた2つの問題以外にも、この前金沢に行ったときに、金沢在住の社会人の人から「観光を活発化させたのはいいけど、昔から住んでいた住民にとってはいいことばかりでもない」といった話を聞きました。現地に直接出向いたことで、リアルな声を運良く聞けました。僕はそれまで「日本を観光で活発化させる!うぇい!」「インバウンド最高!」って感じだったので、いろいろ考えさせられました。(エピソードちょいしょぼいですね笑)
今、日本の社会問題に当事者意識を持ってる若者が少なすぎると思います。投票率がそれを物語っているし。ここで意識高いことを言うつもりはないですが、ちょっとそれは寂しいなと思います。日本を旅することでこの国のリアルを感じましょう。
日本のごはんは本当に美味しい
やっぱこれです。これに帰着する気がします。ちょっと意識高いこと言ったけど、やっぱごはんです。ごはんが最高のこの国を守りたい、切実に。
そりゃ日本で育ってきたわけやし、日本のごはんに合うように味覚が育ってきたから当たり前のことですが。いろんなご当地グルメに舌鼓を打ちましょう。人生が豊かになります。
名古屋のひつまぶし、意味わからんくらい美味かった...!
リラックスできる
日本って本当に治安がいいじゃないですか?財布落としても、ちゃんと無事に帰ってくる(率が高い)国なんて世界中どこ探してもありません。僕はアフリカの宿で、毎晩寝る雨にスーツケースをロックして、バックパックに南京錠かけて、鍵を枕の下において、合鍵を洗面場のシャンプーの容器の中に隠してました。笑
海外を旅した後に、日本に戻ると一番違いを感じるのが治安であるという声をよく聞きますが、これは本当に的を射ているなと思います。変な緊張を常に走らせずに、心のそこからリラックスできるのは、日本のいいところだと思います。日本の道徳教育ナイス。
(もちろん海外でも安全な場所はあるし、国内でも警戒が必要な場面も一部あります。)
日本を好きになれる
今まであげた全部を含めて、日本という国を好きになります。旅をすることで、日本の各地に愛着を持つことができ、総じて日本LOVE!ってなります。パトリオティズム(愛国主義)を促進するわけではないですが、やっぱり自分が今いる環境、自分が住んでいる国を好きになることは、みなさんの人生を豊かにするきっかけになると思います。
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僕の先輩で、海外に出て途上国を中心に旅をして帰国した後に、日本を縦断した人がいます。その人曰く、「世界の出たことで、日本を客観的に見て、もっとこの国を知りたくなった」から旅に出たそう。
日本、海外。順序はどっちが先でもいいと思います。ただし両方を体験すべし、というのが結論です。
日本と海外の旅の相関関係をうまく利用してみなさんがそれぞれの旅を、そして人生をより充実させられたら最高です!
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