ウィリアム・シェークスピアの名作「シンベリン」CYMBELINE。
「シンベリン」て何?
まずはこのブログを読んで頂き、シンベリンの歴史的な背景をちょっと知ってから本を読んでみて下さい。
きっとシェイクスピア・ワールドを更に楽しむことが出来ますよ!
古代イギリスのちょっと頑固な王シンベリン
シンベリンて初めて聞いたんだけど、どんな人なんですか?
簡単に歴史的な背景から説明しよう!
イギリスにイギリス人(イングランドに住むアングロ・サクソン人)が住むようになるずっと前、ローマ帝国にイギリスが支配されるちょっと前の紀元1世紀の前半に、イギリス南東部~ウェールズ近くに勢力を張り、最も大きな力を持っていた王がいました。
その王の名前がシンベリン(Cymbelineまたはクノベリヌス)です。
紀元1世紀?日本では弥生時代で卑弥呼より200年くらい前の話じゃないですか?
その通り。シンベリンは当時のローマ皇帝アウグストゥスのローマ宮廷で育ち、
ローマ帝国と良好な関係を築くとともに、イギリスでも大きな支配力をもっていました。
へえ~そんな昔のすごい王さまだったんですね~
ちょっと横道にそれると、シンベリンの息子の時代にちょっとやらかして、それを口実にローマ帝国が攻め込んで、イギリスを支配してしまったんだよ。そんな歴史があったんだ。そのおかげでローマ文化が入ってきて、例えば英語で風呂の語源となった地バース(Bath)にローマ風呂の遺跡が残されています。今も入れるし、いい所です。
登場人物、あなたはどの人物に一票いれますか?
歴史背景が分かったところで、登場人物を紹介します!
・シンベリン
偉大だけど、融通の利きそうにない頑固な王。なぜか後妻の王妃息子を可愛がる
その堅物さが魅力という声も!?
・王妃
シンベリンの後妻。前夫の息子の出世のため策略を練る子離れしない母親。
誰かの母親に似ている?
・王妃の息子クロートン
頼りないバカ息子だけどシンベリンと王妃に愛される。シンベリンの前妻との娘、イモージェンに恋し略奪しようと試みる。頼りない阿保さが好かれる原因??
・イモージェン
シンベリンの美しい娘。勇者ポスティマスと結婚を願っており一途に思い行動し続ける。美しさだけでなく勇敢で大胆な行動し、男性だけでなく女性ファンも!
・ポスティマス
シンベリンの家来であり誠実で勇敢な戦士。幼馴染イモージェンと結婚を願っている。確かに申し分のないええ男のようですが・・・
・詐欺師ヤーキモー
イタリア人の戦士。忍び寄る黒い影。
イギリス古代の人間模様を歴史的な出来事を舞台に、面白可笑しく人間味豊かに
スリルあり戦いあり、ドラマチックなストーリー展開で書かれており、シェークスピア・ワールドに引き込まれていきます。
あなたはどの人物のファンになりましたか?
宜しければ、はてぶかコメント欄に一票を入れてくださいね。
誰に入れます?僕にこっそり教えてください~
最後まで読んでくださり有難うございました。
<キャスト(名前を近日募集します)>
課長
部下
部下の先輩
ありがとうございます!!
イギリスの英雄と言えばアーサー王。僕の電子書籍も読んでくださると嬉しいです。
僕の記事で、先週最も読まれたヒット作。僅差でこれが選ばれました。