ブレる人はなぜダメなのか?
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日本人にとっての真実は客観性ではない
つまりブレてはいけないというのは一種のレトリックであり、実際には、状況に合わせてコロコロ考えを変えなければうまくやっていけないのである。だがこれはムラ社会において、平均的に生きていくための方策であって、お金持ちになるための方策ではない。お金持ちになるためには、コロコロ考えが変わっているのはマイナスとなる。
日本人がコロコロ考えを変えるのは、多くの日本人にとって、正しいことの定義は「客観的に正しいこと」ではなく「権威ある人が言っていること」だらかだ。長いものには巻かれろとはよくいったものである。
日本の社会では、誰かエライ人が何かを言うと皆一斉に右倣えするという光景がよく見られる。今さら話題にする話でもないかもしれないが、重要なのはその時の人々の表情だ。エライ人が強制しているので、やむを得ず同意しているという人もいるかもしれないが、実際にはそれほど多くない。ほとんどの人が積極的に喜んで右倣えしている。
もしかしたら最初は嫌々だったのかもしれないが、そんなことを続けていると精神衛生上マイナスである。いつの間にか生きる知恵として、嬉々として長いものに巻かれる体質になってしまったのだろう。つまり多くの日本人にとって真実とは「エライ人が言ったこと」なのである。
ブレなければいつかチャンスを生かせるときが来る
とにかく村八分にされないという点からすれば重要なのかもしれないが、こうした行動パターンはビジネスという観点で考えるとマイナスだらけである。
基本的に皆が同じように行動すると、そこから得られる収益は皆に分散し平均値に収れんしていく。つまり皆と同じ行動を取っていたのでは儲からないのである。
その証拠に、こうした長いものに巻かれる社会では、圧倒的に既得権益を持った人が得するようになっている。皆が同じ行動を取るので、誰かが突出して得をすることがなく、最初に立場が上だった人が相対的に一番得するように出来ているのである。
お金持ちになるためには、人は違う行動を取ることが極めて重要となる。もちろんそれで失敗する可能性もあるわけだが、それがいわゆるリスクということになる。
成功する人の多くは、自分のやり方やアイデアに対してブレない信念を持っていることが多い。普段はそれが周囲と摩擦を引き起こしたりする原因にもなるわけだが、時として一貫した方針を貫いていることが大きなチャンスになる時がある。その時には躊躇せず攻めなければならない。
チャンスがやってくるときまでじっとその信念を保持していられるのか?これがお金持ちになれるかなれないかの分かれ目になるといってもよい。
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大西弘子は、村八分にならないことだけを考えて行動している。
その結果、800万円の借金が払えずに、なにもかも失くして死んで行く運命なのである。
ワタシは、村八分になることを恐れてはいない。
チャンスがやってくるときまでじっとその信念を保持しているのである。
大西弘子には、ワタシのやろうとしていることは、死んでもわからない。
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